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» 2011年07月30日 09時00分 UPDATE

Androidタブレット向けベスト電子書籍リーダーアプリトップ5 (1/2)

Android向けの電子書籍リーダーアプリは数多く存在するが、どれを使えばいいだろうか。ここでは海外で人気の電子書籍リーダーアプリから厳選した5つのアプリのできを判定する。

[Michael Koz,Good e-Reader Blog]
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 タブレットPCの人気が高まってきており、ユーザーが本を読むのにタブレットを利用したいと思うのは明らかだ。Android向けの電子書籍リーダーアプリは数多く存在するが、どれを使えばいいだろうか。

 われわれはさまざまなAndroidマーケットで入手できる電子書籍リーダーアプリの幾つかをLG G-Slateでレビューした。この記事は、大きめのディスプレイを持つタブレットデバイス向けのAndroidに注目するシリーズとは別だ。

 あなたが電子コミックの読者であれば、われわれの最近の記事、Androidタブレット向け電子コミックリーダーアプリトップ5を気に入ってくれるかもしれない。公式Androidマーケットにのみ慣れ親しんでいる人は多いが、そこにアクセスできないデバイスもある。公式マーケットの代わりは多くあって、われわれはAndroidマーケットトップ5の独占記事を提供する。さて、そろそろ寄り道はやめて、こちらがタブレット向けAndroid電子書籍リーダーアプリトップ5リストである。

FBREADER

FBREADER

 FBREADERは引き続きAndroid OS向けの最も人気のある電子書籍リーダーアプリの1つで、大きめのディスプレイを持つタブレットとの相性がよい。

 このアプリはEPUB、fb2、plucker、DRM管理版ではないMobipocketなど幅広い電子書籍のフォーマットに対応する。また、tar、zip、gzip、bzip2の圧縮ファイルから直接読み込むこともできる。(Android 1.6以上のデバイス上で)外付けのTrue Typeフォントを利用でき、16言語向けのハイフネーションパターンを含んでいる。

 アプリそのものの読書体験を見てみよう。どんなタイプの本を開いても、テキストはセピアと呼ばれる古いタイプの紙を背景にレンダリングされる。設定メニュー下にオプションがあり、ウッド、レザー、ソリッドカラーなど異なる階調の背景を追加できる。わたしはその仕掛けを気に入っているが、真っ白な背景で読書することに慣れており、このアプリは本の背景色をユーザーの好みの色に変更する機能を提供する。背景を変更できるだけでなく、テキスト、ハイパーリンクの色なども変更可能だ。

 わたしのようにフォント、行間隔、位置合わせ、余白の制御が好きなら、このアプリを気に入るだろう。これらすべての機能を変更する多くのオプションが存在するが、それらは詳細メニューでの設定となり、退屈するかもしれない。設定をカスタマイズすると良いのは、それらが次にどんな本を開いても適用されることだ。

 ページ送りのスピードは速く、印象的で、水平および垂直モード(つまり横持ちと縦持ち)の両方で読書できる。デフォルトでその方向はロックされているが、設定メニューですぐに解除できる。ページ送り全体の体験で唯一気に入らなかったのは、ページ送りするたびに画面をはいずる奇妙な線だ。画面を単にリフレッシュする訳ではないが、ページ送りはライバルのアプリに比べてやや時間が掛かる。ページを送ったり、ジェスチャーしたり、スワイプしたりすると、このはいずる線がページいっぱいに広がって追随してくる。しばらくすると、うっとうしくなる。

評価:7/10

Aldiko Book Reader

Aldiko Book Reader

 Aldikoは現世代のタブレット向けAndroid読書アプリをリードし続けており、多くのレベルで失望させるようなことはない。ライバルのアプリに比べて読み込める電子書籍タイプは少ないが、EPUBおよびPDFの書籍ではその役割を効果的に果たす。ほかのストアで購入した本をインポートすることも可能で、頼りになる存在だ。

 Aldikoを起動すると、すべての書籍を格納するiBooksのような本棚を提供する、それ自体がまれなライブラリが出迎えてくれる。SDメモリーカード経由で書籍をインポートしたりデバイスのメモリを閲覧できる。今回は、SDメモリーカードスロットのないHoneycombタブレットを利用しているので、書籍を選んですぐに読書を開始したり、Aldiko Library Book Shelfに本をインポートしたりするのはとても簡単だった。

 電子書籍を読んでいるとき、すぐにユーザーエクスペリエンスをカスタマイズできる2、3のオプションがある。ユーザーはメインの設定ボタンで黒い背景に白いテキストを表示する「デイアンドナイト」モードに切り替えることができる。ユーザーはディスプレイの方向をロックしたり、画面の明るさを設定したり、フォントや余白を調節したりといったオプションを調整できる。わたしは、同じことを達成するために無数のサブメニューに飛び込む必要なしに、ほとんどの人がメインメニューで設定したがるような基本的な機能が気に入った。ほとんどの電子書籍リーダーアプリは幅広い設定メニューを備えているが、Aldikoは詳細オプションのインタフェースを最小限にしているのが目を引く。

 Aldikoは最新のNew York Times Bestsellersおよび数多くのほかのオープンソースの書籍を探し出すための玄関となる独自のストアポータルを持っている。また、Smashwords、Books on Board、O’Reilly eBooksのようなほかのブックストアへのリンクもある。かなりの選択肢があり、アプリが公式のパートナーだけでなく多くのさまざまなオプションを提供してくれるのはわくわくさせてくれる。

 わたしはAldikoの全体のエクスペリエンスがタブレットにぴったりだということが分かった。電子書籍のページを繰っているときに、いらいらするような遅れはない。水平あるいは垂直モードで読書していても非常に素晴らしい。Aldikoは更新されつづけており、これ以上のものはないAndroidタブレット向けの読書アプリだ。

評価:9.5/10

Moon+Reader

Moon+Reader

 Android向けMoon+Readerはアプリをロードするとぜいたくな本棚のインタフェースでユーザーを迎えるもう1つのアプリケーションだ。便利な自動ドライブスキャン機能はSDメモリーカードとメインメモリを検索して、棚に書籍をインポートする。スキャン機能が両方の場所をスキャンして、アプリからの指示なしにすべてをインポートし、カバーアートをそろえるというのが気に入った。

 この手軽な電子書籍リーダーアプリはTXT、HTML、EPUB、UMD、fb2(FictionBook)、CHM、ZIPあるいはOPDSといった幅広いファイルタイプに対応する。

 本を読むとき11種類のプリインストールされた、背景、フォントと環境に依存する明るさなどのさまざまな機能を調節するテーマを選択するよう指示される。昼と夜用の一般的なテーマもあるが、一日のさまざまな時間帯や野外向けのテーマも用意されている。環境に最も適したテーマを自動的に選択するためには、タブレットに内蔵されたアンビエントライトセンサーを利用した方がいいかもしれないが。

 デフォルトではページ送りをするときに本物の本でページを繰る様子を模したページ送りのアニメーションがうっとうしい。これはAppleのiBooksやGoodle Booksの機能に非常に似ていて、画面をスワイプすることでページを引きずったり持ち上げたりできる。動作が速ければそれほど悪くないのだが、最高のタブレットであるT-Mobile G-Slate上でさえ動作がのろのろしていた。が、運よく詳細オプションの1つでその機能をオフにする方法がある。

 オプションについて言えば、このアプリはオプションで溢れんばかりだ。大量の設定を備えて読書体験を完全にカスタマイズできる。設定はVisual Options、Control Options、Misc、ThemesとMore Operationsのような幾つかのメインメニューにまとめられている。さまざまなメニューが、より多くの自由と電子書籍体験をめぐるコントロールを提供する。フォントサイズを調節でき、本を変更するためにあらかじめロードされた50以上のフォントを選択できる。数えきれないほどさらにオプションが存在するが、純粋にオプションの多様さについて言えば、われわれがレビューしたアプリの中で最も上級者向けだ。

 最後にわたしはこのアプリが本当に気に入っていて、ほかの多くの人もそのようだ。より上級者向けのAldikoからストアインタフェースを除いたものと考えることができる。

評価:8/10

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