eBookJapanのビューワアプリがEPUB対応――『開高健 電子全集』などが閲覧可能に

イーブックイニシアティブジャパンが、Windows/Android向け電子書籍ビューワアプリのバージョンアップを実施。EPUBに対応した。これに伴い、小学館、講談社、光文社、東洋経済新報社のタイトルも配信開始。

» 2013年09月26日 18時43分 公開
[渡辺まりか,eBook USER]

 イーブックイニシアティブジャパンは9月26日、Windows/Android向け電子書籍ビューワアプリ「ebi.BookReader」、「ebiReader」をバージョンアップしEPUBフォーマットに対応。これに伴い、同フォーマットで作成されている小学館、講談社、光文社、東洋経済新報社の約1100タイトルの配信も開始した。

 EPUBは電子書籍の世界的な規格として多くの出版社で採用されている。そのため、今回のバージョンアップによって、より多くの文芸書・一般書籍の配信が可能になった。

 今回配信を開始したのは文芸書では『開高健 電子全集』『三浦綾子 電子全集』『阿佐田哲也コレクション』(いずれも小学館)など、エッセイでは『安部公房とわたし』(講談社)、新書では『修行論』(光文社)、ビジネス書では『帝国としての中国【新版】―覇権の論理と現実』(東洋経済新報社)などとなっている。

配信開始となった小学館、講談社、光文社、東洋経済新報社のEPUBフォーマットの書籍

 10月以降には文藝春秋の作品も配信していくという。

 なお、今回リリースされたのはWindows/Android向けアプリのため、iOS向けアプリは未対応だが、近日対応予定とのこと。

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