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» 2011年09月25日 00時00分 UPDATE

物事は簡単がいい:Amazon、間もなく発売するタブレット向けに雑誌出版社と協議

[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Amazonは、間もなく発売するAmazonタブレットを通じて、雑誌の各号の購入あるいは定期購読の申し込みができるようにするため、Conde Nastなど大手の雑誌出版社と協議している。

 Amazonは来月登場する同社初のAndroidタブレットの売り上げを加速させるユニークなコンテンツに賭けている。AppleがiPadを発売したとき、売り上げを加速させるのに欠かせない要素として雑誌購読を携えていた。残念ながら、iPad 1の満一年後までそれは公開されなかったが。一方、Amazonは自社の巨大な書籍、雑誌、新聞の巨大なエコシステムの一部として完全なサービスの立ち上げを望んでいる。

 eWeekはAmazonが同社のコアとなる経営哲学――競合よりも安売りする――に固執するだろうと予測している。同社は、そうするとオンライン小売業者とビジネスをしている雑誌向けにより良い契約と価格を提示することになりそうだ。

 タブレットを顧客に提供している多くの企業は自社でコンテンツを配布せず、その代わり雑誌については第三者に頼っている。SamsungはGalaxy TabシリーズのReaders Hubは有名で、雑誌購読するための唯一の手段としてZinioを含んでいる。これはエンドユーザーにはよいのかもしれないが、Samsungはそこからほとんど売り上げを上げていない。Amazonがそのエコシステムの一部として雑誌購読を含めるつもりなのであれば、自社でコンテンツを配布し、各号あるいは購読プランごとの売り上げでもっともうけるだろう。

 Amazonが雑誌購読を提供し第三者のコンテンツ配布に頼らないというのは良い考えだと思う。Samsung系統のタブレットが有する欠点の1つは、文学コンテンツを入手するのにかなりの数の企業と取引しなければならないということだ。Readers Hubを見ると、書籍を入手するためにKoboのアカウントが必要で、雑誌などを入手するためにZinioのアカウントも必要となる。ところがAmazonの場合、必要なのはAmazonのアカウント1つで、書籍と雑誌を入手でき、それ以外の企業に対して個人情報を入力し続ける必要はない。わたしは物事が簡単にできていて、1つのエコシステムがすべてのコンテンツを提供してくれる状態を好む。そのためにAppleは非常に成功している。彼らの場合、必要なのは1つのApple IDで、何でも買うことができ、それは買うという行為をシンプルにしている。

 Amazonは数日前にそのタブレット向けにNetflixに似た書籍の購読プランを開発するべく書籍出版社と協議しているということで波紋を巻き起こした。これは顧客が年間手数料を支払う代わりに山ほどの電子書籍へのアクセスを手に入れることを可能にするかもしれない。幾つかの出版社の複数情報ソースはそのサービスがほかのプラットフォームで販売されている各社のコンテンツの価値を下げるとしてそのアイデアに抵抗していた。

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