Optimus Pad――LGエレクトロニクス電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、国内では初となるAndroid 3.0搭載タブレットとして注目を集めたLGエレクトロニクスの「Optimus Pad」を取り上げる。

» 2011年06月23日 08時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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製品概要

 国内では初となるAndroid 3.0搭載タブレット。メーカーはLGエレクトロニクスで、販売元のNTTドコモでは「L-06C」という型番が付与されている。

 ほぼ同時期にKDDIから発売されたMOTOROLA製のAndroid 3.0搭載タブレット「XOOM Wi-Fi」と違って3G回線にも対応しており、SPモードやドコモマーケットなどドコモ独自のサービスも利用できる。

 画面サイズは8.9インチワイドとXOOMに比べるとひとまわり小さい。デュアルコアチップ「NVIDIA Tegra 2」搭載による高速なレスポンスが特徴で、HDMI出力端子や3つのスピーカーなど、マルチメディアを指向したハードウェアが特徴的。電子書籍ビューワとしては一般的なAndroidアプリが利用でき、タッチによる操作が可能。

 2011年8月にAndroid 3.1へとアップデートが行われ、キーボードやマウスといったUSBデバイスのサポートなどの機能追加が行われた。

スペックで見る「Optimus Pad」

メーカー LGエレクトロニクス
国内発売時期 2011年3月
発売時価格 7万9800円前後(一括契約の場合。プランにより異なる)
専用/汎用 汎用
OS Android
OSバージョン Android 3.1
サイズ※最厚部 243(幅)×150(奥行き)×14.1(厚さ)ミリ
重量 約620グラム
解像度 1280×768ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 8.9インチ
通信方式 3G、IEEE802.11b/g/n
Bluetooth Ver3.0
内蔵ストレージ 1Gバイト
メモリカードスロット なし
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 非公開(バッテリー:6400mAh)
タッチ操作 対応
対応フォーマット アプリに依存
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア 2Dfactoなど
そのほか -

写真で見る「Optimus Pad」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 8.9型ワイド画面を採用。縦横どちらの向きでも利用可能(写真=左)/約620グラムとそこそこの重量があり、片手で持つのは厳しい(写真=中央)/長辺はiPadとほぼ同じサイズだが、ワイド比率なのでややスリム(写真=右)
単体正面左側面右側面 戻る、ホームなどのキーはソフトウェアキーで提供され、本体正面に物理スイッチは備えない(写真=左)/左側面。電源ボタン、スピーカー、イヤフォンジャック、電源コネクタを備える(写真=中央)/右側面。スピーカー×2基を備える(写真=右)
上面底面裏面 上面。音量大/小ボタンを備える(写真=左)/底面。microUSBコネクタ、microHDMIコネクタを備える(写真=中央)/裏面。デュアルカメラを備え、3D映像の撮影が可能(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 ホーム画面。OSはAndroid 3.0を採用。2011年8月にAndroid 3.1へとアップデートされた(写真=左)/一般的なAndroidの読書アプリが利用できる。これはi文庫のホーム画面(写真=中央)/ワイド比率のため、見開き表示するとやや横長になる(写真=右)
マンガコンテンツの見開き表示も十分なサイズだが、比率の関係で左右端に余白ができる
最終更新日2011年8月25日

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