GALAPAGOS ホームモデル――シャープ電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、シャープが2010年に国内市場へ投入したメディアタブレット「GALAPAGOS」のホームモデルを取り上げる。

» 2011年05月25日 10時45分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 シャープ製のメディアタブレット。画面サイズは10.8型と、この種のタブレット端末としては最大級で、それゆえ重量も約765グラムとヘビー級。解像度が1366×800ドットとやや変則的なのも特徴。電子書籍サイト「GALAPAGOS STORE」から直接コンテンツを購入、ダウンロードして読むことができる。定期配信システムにも対応しており、新聞や雑誌などを決まった日時に自動的にダウンロードする仕組みを備える。

 同時に発売された5.5型のモバイルモデルとの違いは、画面サイズおよび解像度のほか、トラックボールを搭載していないことが挙げられる。本体色はブラックのみ。

当初OSはLinuxベースとしていたが、後日アップデートでAndroid 2.3端末として利用できるようになった。ただしカメラやGPSなどを搭載しないため、Androidとしての機能の一部は利用できない。生産終了に伴い、2011年9月30日をもって販売申込受付が終了した。

スペックで見る「GALAPAGOS ホームモデル」

メーカー シャープ
国内発売時期 2010年12月
発売時価格 5万4800円
専用/汎用 専用
OS Android
OSバージョン Android 2.3
サイズ(※最厚部) 177(幅)×286(奥行き)×14.7(厚さ)ミリ
重量 約765グラム
解像度 1366×800ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 10.8インチ
通信方式 IEEE802.11b/g
Bluetooth なし
内蔵ストレージ なし
メモリカードスロット microSD
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 約4時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット アプリに依存
コネクタ USB(miniB)
電子書籍ストア GALAPAGOS STORE
そのほか Androidアップデートを行わずに専用端末のまま利用することも可能。その場合のバッテリー持続時間は省エネ動作モードで約10.5時間
最終更新日:2011年10月23日

写真で見る「GALAPAGOS ホームモデル」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 タテ向きを基本とした本体デザイン(写真=左)/リビングユースを前提としており、重さは約765gと持ち運びには厳しい(写真=中央)/画面サイズは10.8インチと、この種の読書端末としては最大級(写真=右)
単体正面左側面右側面 やや変則的な1366×800ドットの高解像度。画面サイズが大きいため雑誌などの表示に向く(写真=左)/左側面。特にボタンはない(写真=中央)/右側面。こちらも特にボタンはない(写真=右)
上面底面裏面 上面。電源ボタンおよびイヤフォンジャックを搭載(写真=左)/底面。USB miniBコネクタを搭載。右カバー内にはmicroSDスロットがある(写真=中央)/裏面。同時発売のモバイルモデルと違ってつや消し塗装で指紋が目立ちにくい(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 ホーム画面は本棚を模したデザインで、「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」という4つの本棚を回転して切り替えられる。ちなみにこれはAndroidアップデートを行なっていない状態の画面だが、デザインおよび読書端末として可能な操作はアップデート後も基本的に変わらない(写真=左)/コンテンツを表示したところ。次世代XMDFにも対応。またAndroidアップデートを行なっていれば、Androidに対応したほかの読書アプリが利用できる(写真=中央)/「GALAPAGOS STORE」に接続したところ。コンテンツを直接ダウンロード購入できる(写真=右)

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