GALAPAGOS モバイルモデル――シャープ電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、シャープが2010年に国内市場へ投入したメディアタブレット「GALAPAGOS」のモバイルモデルを取り上げる

» 2011年05月19日 11時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 シャープ製のメディアタブレット。画面サイズは5.5型で、持ち歩きを前提にした新書サイズの縦長の筐体が特徴。電子書籍サイト「GALAPAGOS STORE」から直接コンテンツを購入/ダウンロードして読むことができる。定期配信システムにも対応しており、新聞や雑誌などを決まった日時に自動的にダウンロードする仕組みも用意されている。

 同時に発売された10.8型のホームモデルに比べると、画面サイズおよび解像度が異なるほか、トラックボールを搭載していることが挙げられる。本体色はシルバーとレッドの2色。

 当初OSはLinuxベースとしていたが、後日アップデートでAndroid 2.3端末として利用できるようになった。ただしカメラやGPSなどを搭載しないため、Androidとしての機能の一部は利用できない。生産終了に伴い、2011年9月30日をもって販売申込受付が終了した。

 なお、本製品と同じ筐体で3G回線にも対応したブックリーダー「SH-07C」が2011年にNTTドコモから発売されているが、こちらはAndroidアップデートは提供されていない。

スペックで見る「GALAPAGOS モバイルモデル」

メーカー シャープ
国内発売時期 2010年12月
発売時価格 3万9800円
専用/汎用 専用
OS Android
OSバージョン Android 2.3
サイズ(※最厚部) 92(幅)×167(奥行き)×12.9(厚さ)ミリ
重量 約220グラム
解像度 1024×600ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 5.5インチ
通信方式 IEEE802.11b/g
Bluetooth なし
内蔵ストレージ なし
メモリカードスロット microSD
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 約6.5時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット アプリに依存
コネクタ USB(miniB)
電子書籍ストア GALAPAGOS STORE
そのほか Androidアップデートを行わずに専用端末のまま利用することも可能。その場合のバッテリー持続時間は省エネ動作モードで約7時間
最終更新日2011年10月23日

写真で見る「GALAPAGOS モバイルモデル」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 タテ向きを基本とした本体デザイン(写真=左)/本体下部のトラックボールでページめくりなどの操作が可能(写真=中央)/画面サイズは珍しい5.5インチで、片手でもじゅうぶん持てる本体サイズ(写真=右)
単体正面左側面右側面 トラックボールの左右に戻るボタンとホームボタンを備える(写真=左)/左側面。特にボタンはない(写真=中央)/右側面。こちらも特にボタンはない(写真=右)
上面底面裏面 上面。電源ボタンおよびイヤフォンジャックを搭載(写真=左)/底面。USB miniBコネクタを搭載。右カバー内にはmicroSDスロットがある(写真=中央)/裏面。リセットボタンを備える。光沢のある塗装で指紋が付きやすい(写真=左)
メイン画面コンテンツ表示画面 ホーム画面は本棚を模したデザインで、「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」という4つの本棚を回転して切り替えられる。ちなみにこれはAndroidアップデート後の画面だが、デザインおよび読書端末として可能な操作は未アップデートのままでも基本的に変わらない(写真=左)/コンテンツを表示したところ。次世代XMDFにも対応。またAndroidアップデートを行なっていれば、Androidに対応したほかの読書アプリが利用できる(写真=中央)/ホーム画面はAndroidでも比較的スタンダードなデザイン。画面中央にはGALAPAGOS STOREのウィジェットが用意されている(写真=右)

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