古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、楽天子会社のKoboが北米を中心に販売していた第2世代の電子書籍リーダー端末「Kobo Wireless eReader」を紹介する。
楽天子会社のカナダKobo Inc.が北米を中心に販売していた電子書籍端末。同社のE Ink端末としては「Kobo eReader」に次ぐ二代目に当たり、CPUの高速化のほか、Kobo eReaderでは未対応だったWi-Fiに対応したことが大きな特徴。タッチ操作には対応しておらず、初めてタッチスクリーンを搭載した後継モデルが、日本国内で初のKobo端末となった「Kobo Touch」となる。
世代的にはAmazonの「Kindle 3(Kindle Keyboard)」と同時期の製品だが、物理キーボードは搭載せず、操作は本体右下のナビゲーションパッドと、本体左側面の4つのキーを中心に、文字入力は画面上のソフトキーボードをカーソルを移動させながら行う。画面解像度は公表されていないが、他のE Ink端末と同じ600×800ドットと推測される。
100冊の無料本がプリインストールされているほか、新聞や雑誌の購読にも対応。本体色はオニキスとシルバー、ライラックの3色で、ブルーがないことを除けば後継製品のKobo Touchとほぼ共通のバリエーション。初代モデルのKobo eReaderと同じく日本では未発売で、無線機能を国内でそのまま使うと技適マークがないことから電波法違反にあたる点は注意。
メーカー | Kobo |
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国内発売時期 | 未発売 |
発売時価格 | 140ドル |
専用/汎用 | 専用 |
OS | 専用(Linuxベース) |
OSバージョン | 1.9.11 |
サイズ(※最厚部) | 120(幅)×184(奥行き)×10(高さ)ミリ |
重量 | 約221グラム |
解像度 | 不明 |
ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
画面サイズ | 6インチ |
通信方式 | 802.11 b/g |
Bluetooth | なし |
内蔵ストレージ | 1Gバイト |
メモリカードスロット | SDカード |
バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 10日または10000ページ |
タッチ操作 | 非対応 |
対応フォーマット | EPUB、PDF |
コネクタ | USB(miniB) |
電子書籍ストア | Kobo eBook Store |
その他 | 米国での発売は2010年10月 |
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