Amazon、秋のリリースに向け3種類の新タブレットを準備中
Amazonは今年のホリデーシーズンに新モデルを投入するとみられるタブレット群。画面解像度がそれぞれ向上する見込みだ。
Amazonは数年前にタブレット市場に参入し、さまざまな領域のユーザーにアピールする3種類(Fire、Fire HD、Fire HD 8.9)のタブレットを提供している。先日発表されたリポートは今秋にリフレッシュされる製品群に期待できることを伺わせる内容となっている。
新たな7インチ版Kindle Fireは解像度が1200x800ドットのディスプレイを搭載するという。現行のモデルが1024x600ドットなので、画面解像度だけでいえば現行のKindle Fire HDと同等になる。
一方、新たなKindle Fire HDの解像度は1920x1200ドットに、Kindle Fire HD 8.9は2560x1600ドットにそれぞれ増大し、Apple iPadのRetinaディスプレイに対して優勢となる。
Wi-Fi版のみ提供される広告付きモデルを選択すれば、これらのデバイスはすべてより安く購入できると推測される。広告付きモデルは最安価格で入手でき、ホームスクリーンとスクリーンセーバーに広告を表示することでコストの埋め合わせをする。25ドルを払えば広告は表示されなくなる。より人気の4G版モデルでは、移動中にコンテンツを購入し、読むことができる。
開発中のデバイスでユーザーに最も訴求力のあるタブレットは8.9インチ版だ。グラフィックと解像度を重視するなら、現在発売中のAndroidタブレットで優れているのはNOOK HD+で解像度は1920x1280ドット。新Fire HD 8.9の解像度はそれを上回る2560x1600ドットで、ゲーマー・動画視聴者・雑誌愛好者に確実に受けるだろう。
現在、価格や発売日は分かっていない。Amazonはペーパーカンパニーを経由して、FCCへの申請を行うことが多く、それにより申請中のデバイスを発見するのは非常に困難になっている。
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