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» 2015年05月08日 12時00分 UPDATE

山伏・自衛官……特殊な「ウチのダンナ」コミックエッセイ4作

[ぶくまる]
ぶくまる
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 世の中にはいろいろな職業、性格の人がいるものです。ちょっと変わった人もいれば、自分と価値観が真逆の人もいる。大半は、出会っても何事もなく通り過ぎる人たちですが、そんな人の中から一人、自分の「ダンナさま」になるとしたら……。

 今回は、職業が山伏だったり、自衛官だったり、はたまた奥さんとは真逆の理系クンだったりと、「ちょっと変だけど愉快なダンナさま」たちを描いたコミックエッセイを紹介します。

サラリーマンで山伏のダンナさま

ウチのダンナはサラリーマン山伏

ウチのダンナはサラリーマン山伏』 はじめ/実業之日本社

 作者・はじめさんのダンナさま・オショウさんは、平日は普通のサラリーマン、週末には「山伏」として修行をされています。実は山伏は「半聖半俗」が修行の基本。普通のサラリーマンとして生活を送ることも、修行の1つだとか。

 「半聖半俗」「普通の生活」とは言うけれど、それがどうも普通じゃない!

 エアマックスを買いに出かけて、購入したのは地下足袋?

 ティファニーをプレゼントすると言って、渡されたのは何故か数珠?

 二人で出かけたロマンチックなはずの旅行は、気づけば修行! 新婚旅行でさえも、なぜか長野県の小さな神社での待ち合わせから始まり、山伏仲間も合流! 新婚旅行ですよー??

 そして山伏の修行には結構なお金が掛かるようで、そういった現実的な側面も興味深いところ。実は作者のはじめさんは、有名メーカーのコンテストから生まれたキャラクター「あおくび大根」の生みの親。そんなお金の事情とあわせて、「あおくび大根」の誕生秘話も読むことができます。

 神社やお寺巡りで仏教、神道などに興味を持たれた方、そして登山が好きな方にもお勧めしたい一冊です!

海上自衛官のダンナさま

突撃!自衛官妻 1巻

突撃!自衛官妻』 日辻彩/ぶんか社

 こちらのダンナさまは海上自衛官。とにかく、日常からちょっと変わってるようで……。

 デートの待ち合わせ時刻は「ヒトマルマルマル(10:00)」

 明日の予定は? と聞けば、「射撃訓練!」

 携帯つながらなかったわよ! どこにいたのよ? と問い詰めれば、「急に硫黄島に行くことになって、電波がなかった!」

 日常的に「爆弾」なんて言葉がナチュラルに出てくるし、少し心臓に悪いかも?

 規律はやはりとても厳しいようで、特に厳しいのが寮の事情。個室は個室だけれど、うす〜い壁一枚で仕切ってあるだけ。門限は厳しく、破ったら連帯責任で、周りまで外出禁止! もっともっと厳格な寮もあり、それがきっかけで、人生の一大決心をすることに?

 また、気になるのは自衛官の恋愛ネタ(そして下ネタ)。女性自衛官も増えてきているとはいえ、まだまだ圧倒的に男性社会のため、とにかく女性に飢えているご様子……。自衛官マニアの女性なら必見の出会い方や同棲指南、結婚式の様子まで描かれていますよ!

 さらに、私たち一般人でも参加できる、自衛隊関連イベントのレポートマンガもあります。戦車、貨物輸送ヘリなどに体験搭乗もできるようで、特に駐屯地の創立記念行事のレポートは、写真も使われていて迫力満点です。

 第3巻では東日本大震災で災害派遣された時の様子も描かれていて、自衛官の妻として、作者が当時どのように感じていたかを知ることができます。

海上保安官のダンナさま

ダンナは海上保安官

ダンナは海上保安官』 林まつり/ぶんか社

 こちらのダンナさま「もーさん」は、海上保安官。プロローグから驚きの連続なんです。

 平気で数百キロ単位の転勤がある!

 海に出ると携帯は圏外で、そのまま何日も帰ってこない!

などのエピソードが、4コママンガで紹介されています。

 船の中での生活は、とても過酷なものに見えますが、もーさんや他の同僚の方々は、なんだか楽しんでいるよう。お弁当を四食も作ってあげなければならない時があるなど、まつりさんにも過酷な時が!

 海で見る生き物のエピソードもあり、特にマンボウの呑気さと鈍くささには笑ってしまいます。

 もーさんの転勤のため、中盤で物語の舞台が北海道へと移り、ここからは、道外出身者のまつりさんが驚いた北海道エピソードも読むことができます。さらには、もーさんの実家でのお正月ネタ、動物園ネタ、そしてアウトドアネタまで、とてもバラエティ豊か。クスっと笑える夫婦の話が満載です。

理系なダンナさま

理系クン

理系クン』 高世えり子/文藝春秋

 「文系」と「理系」。これまで学んできたことや趣向が違うだけのはずなのに、なぜ人は文系と理系の違いだけで、こうも人間性に違いが出るのか……。

 こちらは、「理系」の男性に対して憧れを持っている文系女子のエッセイマンガ。

 今まで紹介してきた3作は、「出会った男性がたまたま変わった職業の方だった」というものですが、本作は出会う前から理系男性に対しての憧れがあり、恋がまだタマゴの状態からスタートしています。

 作者の文系女子・高世えり子さんと、後の夫となる「理系クン」N島たろうさんの出会いは大学生の時。えり子さんが1年生、たろうさんが3年生で、先輩後輩の間柄でした。そんな二人は出会いから性格も話もまったく噛み合わず、1年が経過。なのに突然、「僕たちつきあってますよね?」と、突然の交際宣言?

 人間コンピューターのように、デートのコース選びもデータ分析。デート本番はさながら実験! トライアンドエラーで、次回以降のデートに生かす……。

 周りに理系クンがいる方はもちろん、自身が理系クンの方、理系クンに興味のある女子まで、幅広い方が楽しめる作品です! 続く『理系クン 結婚できるかな?』では、婚約から結婚までが描かれています。


 どの作品も、夫婦関係は何だかんだでハッピーなご様子。ちょっと特殊だけど、うらやま楽しい結婚生活が気になったら、読んでみてくださいね。

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