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» 2015年02月27日 12時00分 UPDATE

学生の能力向上に不可欠な学校図書館の充実

[Mercy Pilkington,Good e-Reader Blog]
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 図書館が、政治家と図書館利用者に興味深い課題を提示している。

 例えば、Pew Internetが行った調査は、図書館を取り巻く感情がいかに混乱したものかを示している。

 同調査によると、「米国人の95%は、公共図書館で利用可能な資料は、万人に成功するチャンスを与える重要な役割を果たしていると回答し、16歳以上の米国人の81%が、公共図書館は他では見つけられない多くのサービスを提供していると回答した」が、同時に「過去1年間で自ら図書館あるいは移動図書館に足を運んだとする回答者は米国人の48%で、過去1年間に図書館のWebサイトを訪問した回答者は米国人の30%だった」という。

 図書館が学習のための重要な場であり、他では得られないサービスを提供していると皆が認めているのであれば、たとえ自分では日常的に図書館を利用していないにしても、なぜ図書館の予算に問題があるのだろうか。

 オーストラリアのある調査報告では、さらに驚くべき結果を示している。同国の図書館システムベンダーであるSoftlinkの第5回年次報告書「Australian School Library Survey」によると、学校図書館の充実度と生徒の識字率および読書能力の高さには正の相関があるという。

 同社のマネージングディレクター、ネイサン・ゴッドフリー氏は次のように語る。「調査結果がオーストラリアの学校図書館予算の安定化を証明していることに勇気づけられた。予算割り当ては安定しているが、まだ増加する傾向はない。学校図書館の多くは厳しい財政状態にあり、学習や読み書き能力の獲得に効果的なデジタル改革やリソースの導入が困難だ」。

 上述の年次報告書では、優秀な図書館スタッフと生徒の成績、学校におけるデジタル導入と書籍貸出率などの関係性についての言及もある。モバイル端末の利用と、放課後に図書館のデジタル資料へアクセスすることの関係性について多くの言及があるのが興味深い。

 レポートによると、2014年の調査に回答した学校の43%が、生徒の半数以上が自分のモバイル端末(iPod、iPad、スマートフォン、タブレットなど)を持っているとしており、これは2013年からほとんど変化していない(2013年は44%だった)。

 一方で、端末を生徒に提供していると回答した学校は2013年の58%から44%に減少した。これは、生徒に教室内外でのBYODを奨励していると回答した学校が増えた(2013年の14%から2014年は24%へ)ことに起因している。

 2014年の調査では、13%の学校が学校でのBYOD(Bring-Your-Own-Device)を奨励してはいるが、教室内での使用は禁止していると回答し、19%は学校での個人端末の使用は奨励されていないと回答した。BYOT(Bring-Your-Own-Technology)/BYOD戦略を持っていると回答したのは2013年の19%から2014年は27%へと増えており、BYOT/BYOD戦略を採用する学校が確実に増加していることを示している。

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