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» 2015年02月10日 16時14分 UPDATE

電子書籍利用者の半数がKindleを知らない? ネオマーケティング調査

1月29日と1月30日の2日間、直近3年以内に電子書籍を利用したことのある20代〜40代の男女600人(各年代、男女ごとに100人ずつ)を対象に調査した。

[宮澤諒,eBook USER]

 ネオマーケティングは2月10日、電子書籍をテーマにしたインターネットリサーチの調査結果を発表した。調査期間は1月29日と1月30日の2日間で、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用。直近3年以内に電子書籍を利用したことのある20代〜40代の男女600人(各年代、男女ごとに100人ずつ)が対象。

 この調査結果によると、よく読む本のジャンルは、電子書籍では少年漫画が45.5%、紙書籍では小説が56.5%でそれぞれトップ。電子と紙で最も差が開いたのは雑誌で、電子雑誌が27%、紙の雑誌が52.5%と紙が大きく電子を引き離している。

Q1. あなたのよく読む本のジャンルをお答えください。(複数回答)【n=600】 Q1. あなたのよく読む本のジャンルをお答えください。(複数回答)【n=600】

 読書頻度に関しては、電子の漫画・雑誌をほぼ毎日読む人は17.8%、紙の漫画・雑誌をほぼ毎日読む人は21.4%、電子の漫画・雑誌以外の本をほぼ毎日読む人は15.2%、紙の漫画・雑誌以外の本をほぼ毎日読む人は23.5%となった。

Q2. あなたの読書頻度をお答えください。(単数回答)【n=600】 Q2. あなたの読書頻度をお答えください。(単数回答)【n=600】

 1カ月に本の購入に充てる費用は、電子書籍では0円が29.3%で最大となり、次いで250円以上500円未満が20.2%。紙書籍では、1000円以上3000円未満が24%で最大となった。電子書籍は無料配信や試し読みで読書できるため、それだけを楽しむ人がいると推測される。

Q3. あなたが1ヶ月に書籍(漫画、雑誌を含む)にかける費用をお答えください。(単数回答)【n=600】 Q3. あなたが1ヶ月に書籍(漫画、雑誌を含む)にかける費用をお答えください。(単数回答)【n=600】

 読書をする場所は、電子書籍と紙書籍ともに自分の部屋やリビングと回答した人がトップに。また、移動中に読むという人は電子書籍が45.7%、紙書籍が34.5%と電子書籍が上回る結果となった。

Q4. 書籍(漫画、雑誌を含む)を読む際、どこで読むことが多いですか。(複数回答)【n=600】 Q4. 書籍(漫画、雑誌を含む)を読む際、どこで読むことが多いですか。(複数回答)【n=600】

 1年前との読書量の比較に関する質問では、電子書籍の読書量がとても増えた、まあまあ増えたと回答している人が51%となっているのに比べ、紙書籍の読書量が増えたと回答した人は18.4%となった。

Q5. 1年前と比較し、読書量はどの程度変化したかお答えください。(単数回答)【n=600】 Q5. 1年前と比較し、読書量はどの程度変化したかお答えください。(単数回答)【n=600】

 電子書籍の読書に利用する端末は、20代ではiPhoneやAndroid端末が最も高かったが、30代では楽天Koboが、40代ではiPadが最大となり、世代によって利用しているデバイスに違いがあるという結果となった。

Q6. あなたは、どの端末を使用して電子書籍(漫画、雑誌を含む)を読みますか。(複数回答)【n=600】 Q6. あなたは、どの端末を使用して電子書籍(漫画、雑誌を含む)を読みますか。(複数回答)【n=600】

 電子書籍サイト・アプリの認知に関する質問では、Amazon Kindleストア(42.8%)、LINE マンガ(33.8%)、Renta!(32.3%)の順に知名度が高かった。電子書籍利用者を対象としたアンケートだが、認知度が50%を超えるサイトやアプリがない結果を踏まえると、認知拡大に向けた取り組みに課題が残るといえる。3位のRenta!は1月26日から女優の麻生久美子さんを起用したテレビCMを放送しており、アンケート結果に影響した可能性も考えられる。

 利用率については、軒並み30%以下となっており、トップはAmazon Kindleストアで22.8%となっている。

Q7. あなたがご存知の電子書籍サイト・アプリをお答えください。また、その中から利用したことがある電子書籍サイト・アプリをお答えください。(複数回答)【n=600】 Q7. あなたがご存知の電子書籍サイト・アプリをお答えください。また、その中から利用したことがある電子書籍サイト・アプリをお答えください。(複数回答)【n=600】

 電子書籍サイトやアプリを選ぶ際に何を重視しているかという質問では、無料作品の多さに注目する人が58.5%、好きなジャンルの作品を配信しているとした人が51.5%、好きな作家の作品があるとした人が47.7%となった。

 また、作品数の多さが重要だと答えた人は31.2%という結果に。リアル書店に比べ、電子書店は書籍の一覧性という点で劣っているとよく言われるが、この結果からはユーザー側も最初から読みたい作品を求めて電子書店を利用していることが分かった。

Q8. あなたが、電子書籍サイト・アプリを選ぶ際、重要視するものをお答えください。(複数回答)【n=600】 Q8. あなたが、電子書籍サイト・アプリを選ぶ際、重要視するものをお答えください。(複数回答)【n=600】

 電子書籍と紙書籍の比較についての質問では、読みやすさだったり想像力が鍛えられるなどほとんど項目で紙書籍の方が割合が高かったが、暇がつぶせるという項目のみ、電子書籍の割合が高い結果となった。

Q9. あなたが、以下の項目について当てはまると思う方をお答えください。。(単数回答)【n=600】 Q9. あなたが、以下の項目について当てはまると思う方をお答えください。。(単数回答)【n=600】

 回答者が勧める電子書籍には、旅行ガイドや野草図鑑など持ち運びを想定したものや、絶版・手に入りづらいもの、妊活・マタニティ関連書籍など堂々と広げづらいものなどが挙がった。

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