メイド喫茶でメイド漫画を――『シャーリー』原画展に行ってみたシャッツキステで開催中

漫画家・森薫さんの描くメイド漫画『シャーリー』の原画展が、秋葉原のメイド喫茶「シャッツキステ」で開催中。原画や、表紙のカラーイラストだけでなく、作中に登場した料理も楽しめる。

» 2014年09月09日 11時30分 公開
[宮澤諒,eBook USER]

 秋葉原のメイド喫茶「シャッツキステ」で、『シャーリー』の2巻発売(9月13日を予定)を記念した原画展が、9月21日までの期間限定で開催中です。

 『シャーリー』は、テレビアニメ化された『エマ』やマンガ大賞2014を受賞した『乙嫁物語』で知られる漫画家・森薫さんの漫画。19世紀のイギリスを舞台に、カフェの女店主・ベネット・クランリーと、彼女の家にメイドとして雇われることになった13歳の少女・シャーリー・メディスンの生活を繊細なタッチで描いています。1巻の発売から11年ぶりということもあり、まさにファンにとって待望の新作と言えます!

1巻の表紙イラスト。コミックはシャーリーのアップですが、全体はこんなに大きかったんですね
2巻の表紙イラストも! このほほえみは反則級のかわいさ
1巻のシャーリー。初めてのふわふわなメイド服に感動してます
鏡の前でくるくるー
こちらが2巻のシャーリー。髪や表情など、1巻に比べてかなり描きこまれているのが分かりますね
きれいな瞳に吸い込まれそう。2巻の発売が楽しみです!

 表紙カラーイラストや原稿のほかにも、作品にちなんだ「ティプシーケーキ」「マッシュルーム入り鳩のパテとティプシーケーキセット」(各400円)といった特別メニューを用意。目だけでなく舌でも『シャーリー』の世界を堪能することができます。

こちらはティプシーケーキ。生地はお酒入りですが、注文すればお酒抜きもできるとのこと(ティプシーは”ほろ酔い”という意味)
鳩のパテとティプシーケーキはベネットの好物。どんな味なのか気になります……

 そのほか、ヴィクトリア朝の暮らしや、使用人について研究している久我真樹さんのメイド関係の資料も展示。久我さんの著書『英国メイドの世界』は、英国メイドたちの暮らしに関する情報を詳細に記したメイド好き必読の本。同書については、シャッツキステのメイドさんによる連載記事でも紹介しています。

厚さ3.5cm。この本を読めば、メイド通になれるかも?

 さらに来場者プレゼントとして、森さんの描き下ろしイラストをプリントしたペーパーを用意。原画展終了後も、9月中は配布する予定となっています。

ペーパーはA4サイズ。折れないようにクリアファイルを持っていくといいかもしれません

 シャッツキステはメイド喫茶でありながら、メイドさんが厳選した書籍が並ぶ私設図書館でもあります。ドイツ語で「宝箱」の意味を表すシャッツキステでは、さまざまなジャンルの本が読めるとともに、黒のロングスカートに白のエプロンというクラシカルなメイドさんたちとのおしゃべりを楽しむことができます。

落ち着いた雰囲気の店内。おいしいお菓子と、素敵なメイドさんに癒されること間違いなし

 自身も作品のファンであるシャッツキステの総メイド長・有井エリスさんは「『シャーリー』の2巻がついに発売となります。来場されるお客様には、ぜひその11年の歴史を感じていただきたいです!」と、原画展への思いを語ってくれました。

撮影に協力してくれたテトラさん。シャーリーと同じポーズで絵を眺めています。原画の撮影は可能ですが、メイドさんの撮影はNGなのでご注意を!

シャッツキステ『シャーリー』原画展

会期:9月3日〜9月21日

営業時間:正午〜午後10時(ラストオーダーは午後9時半)

会場:秋葉原カルチャーカフェ 私設図書館シャッツキステ

料金:紅茶付きで30分540円(原画展は無料)

住所:東京都千代田区外神田6−5−11 長谷川ビル1階

URL:http://blog.livedoor.jp/schatz_kiste/archives/8508805.html


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