連載
» 2014年08月29日 12時00分 UPDATE

私設図書館シャッツキステ67冊目:興味はあるけど実写はちょっと……という人向け『萌える法医学』

本大好き司書メイドの好感度を上げ、年に一度のデート権を得るべく繰り広げられるメイドたちのラブアタック。今日はエリスからの紹介です。

[eBook USER]
wmfigschatz02.jpg

 暑さが遠のき、秋の気配を漂わせるこの街に、メイドが営む私設図書館がありました。

 そこには書架を守る司書メイドがいます。ほんわりおっとりした司書メイド ミソノに、淡い思いを抱くメイドもいるようです。

 彼女の好感度を上げようと、今日もお気に入りの1冊を持って、書架にメイドがやってきます。

興味はあるけど実写はちょっと……という人向け『萌える法医学』

エリス

角膜が混濁している……。

死後推定時刻は12時間ほど前。

その時にこの部屋にいることが出来たのは貴方しかいない。

つまり、犯人はあなたです!!! どどーん!


ミソノ

あら、エリスさん、今度は名探偵ごっこをしているのですか?


エリス

いえ、名探偵も素敵なのですが、今私の中で熱いのは検死官や監察医さんです。ドラマなどでは主人公の刑事さんの側で「死亡推定時刻は●●ですな」とさらりと情報を伝えてくれたりしますけれど、よく考えるとすごくないですか? 一体何を見て判断しているのだろうと気になるのです。

そこで手に取ったのがこの本!


萌える法医学(著:神薫 サークル:女医風呂)


ミソノ

法医学の本ですか。あら、この本は……。


エリス

はい、この本は一般の書店には流通していない自主制作本。いわゆる同人誌です。先日の夏の超大型同人誌即売会、コミケで購入しました。

コミケで売っている本に「評論」というジャンルがあるのですが、そこを見て回るのが大好きでして。なぜならとにかくテーマがマニアック。また、本業の方が趣味で書いているものも多いので、実体験に基づいた面白話が読めたりするのです。この本もそこで買ってきました。

検死官や監察医の方に興味が出てから「マンガで楽しむ☆初心者法医学」みたいなノリの法医学本をずっと探したのですが、教科書のようなものしか見つけられなくて。とりあえず教科書を手に取ってみたものの、実写解説があまりのインパクトで即閉じしました。人間ってあんなに……あんなに変色するのですね……ぶるぶるぶる。


ミソノ

い、一体何を見てしまったのでしょう。怖くて聞けませんが……。この本は実写解説ではないのですか?


エリス

はい! “萌える”法医学という名前だけあって、興味はあるくせに実写を見る勇気のない私のようなヘタレでも安心して読める仕様になっています。死因の違う可愛い人工死体、01〜06号ちゃんの変化を観察することで、監察医さんがどのように死亡時刻や死因を判断しているかを、会話形式で解説してくれています。

損傷の種類や、それによってどのように他殺かどうかを見極めるか。また、水死、焼死、中毒死の時は、通常の場合と違いどのような死体現象が出るのかなど、まさに気になっていた事が載っていました。著者の方による法医学業界のエピソードや、都市伝説を法医学的に解説してみたコラムも、驚きがあって面白いです。最後にオススメの法医学本リストも載っていたので、ここから少しずつ読み進めていこうと思います。

そうそう、刑事ドラマ好きだけではなく、ゾンビ好きにもオススメですよ! ゾンビを見た時に「あっ、もう腐敗疱がでてる(ハート)」「お顔に微細胞沫群……ということは溺死かしら。そこまで表現するとは、この映画の監督さんはなかなかのこだわりね」と、見所が増えるかもしれません。


ミソノ

う、うぅ、刑事ドラマもゾンビ映画も見ない身としては、なるべく避けたいものですが……。滅多に知る機会のない「人の体」というテーマとしては面白そうではありますね。


エリス

今から健康に気を遣って体調を整え、死体になった暁(あかつき)には、新米の検死官さんに「わあ! 教科書通りのきれいな死体現象! これなら僕にも分かるぞ」と喜んでもらえるのが夢です。


ミソノ

まずは怪しげな死を遂げないように気をつけてくださいね?!


ミソノの好感度パラメーター

本への愛情、オススメの仕方が上手だとミソノの好感度アップ! それぞれミソノの心を占めている割合は……?

エリス:45% レイラ:73% サヤ:76%


本日のメイド

ミソノ ミソノ:いつもニコニコ、図書館を影から支える司書メイド。好きなジャンル:絵本、児童書、旅行記、本、紙、図書館
エリス エリス:ちょっぴりドジなお姉さま?! シャッツの総メイド長。黒髪ロングがそろそろ膝に達しそう。好きなジャンル:ホラー、古代文明、イラスト、ビジネス書、少年マンガ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia Book Club会員登録がまだの方はこちら

電子書籍/紙を問わず、読書を愛する皆さまに向け、特別な情報提供、書籍の献本、著者や業界関係者との懇親会、執筆活動を検討されている方へのサポートなどを順次提供し、皆さまの読書を強力にバックアップします。

コンテンツパートナー

新刊JP
ラノコミ.com
hon.jp
新文化通信社
Good E-Reader Blog
ぶくまる