電子書籍利用者の3割がスマートフォンで閲覧――MMD研究所の調査

MMD研究所は3月14日から3月16日にかけて、電子書籍の利用状況や使用端末について20歳以上の男女551人を対象に調査を行った。

» 2014年03月28日 14時00分 公開
[eBook USER]

 MMD研究所は、3月14日から3月16日にかけて、「2014年3月電子書籍に関する利用実態調査」を行った。同調査では、20歳以上の男女551人を対象に、電子書籍の利用状況、利用している電子書籍サイト、利用意向などを調査した。

電子書籍の利用状況 電子書籍の利用状況
利用している端末 利用している端末

 20歳以上の男女551人を対象に電子書籍の利用状況について聞いたところ、無料コンテンツの利用率は21.8%、有料コンテンツの利用率は14.5%、読む際に利用している端末はスマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーの順に多く、3割強の人がスマートフォンを使って電子書籍を読んでいるという結果になった。

利用している電子書籍サイト 利用している電子書籍サイト

 また、利用している電子書店は、Kindleストアが44.8%と最も多く、次いで「楽天Kobo」が38.8%、「iBooks Store」が25.4%という結果となっている。

電子書籍の利用意向、利用したくない理由 電子書籍の利用意向、利用したくない理由

 電子書籍非利用者366人を対象に、電子書籍の利用意向について聞いたところ「利用したい」が7.1%、「やや利用してみたい」が23.2%と合わせて30.3%が電子書籍に対して利用意向を示していることが分かった。

 電子書籍の利用意向を示さなかった255人を対象に電子書籍を利用したくない理由を聞いたところ「紙のほうが好きだから(34.1%)」「デジタルでわざわざ読む気がしない(27.8%)」「何かとお金がかかりそうだから(25.1%)」という理由が上位に挙がった。

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