ニュース
» 2014年01月10日 18時55分 UPDATE

eBook USER×シャッツキステ:寒さも吹き飛ばす熱気あふれた「第1回 本がたり夜話会」

本誌に心温まる「本紹介」記事を提供してくれているメイドたちの働く「秋葉原カルチャーカフェシャッツキステ」の協力のもと、2013年末、「第1回 本がたり夜話会」が開催された。司書メイド・ミソノだけではなく、居合わせたメイドたちのハートを射止めたのは……?

[渡辺まりか,eBook USER]
wmfigschatz12_03.jpg

 去る12月12日、木枯らしの吹きすさぶ寒い晩に、eBook USER×シャッツキステコラボの「第1回 本がたり夜話会」が熱く開催された。

 本誌掲載の「私設図書館シャッツキステ」ではメイドからメイドへお勧めの本を熱く紹介している。司書メイド・ミソノのハートを射止めたいのはほかにもいるはず! と妄想した編集部員の立案に快く応じてくれた心の広いシャッツキステのメイドたちの協力のもと、このコラボイベントが実現した。

 このイベントは、5名のプレゼンテーターがそれぞれお勧めの1冊を、審査役のメイドたちに熱く語り、最も楽しませた人に、9月12日、宝島社から発行された『The Stories of Schatzkiste 〜私設図書館のメイドたち〜』をメッセージ付きでプレゼントする、というもの。

 詳細告知・募集開始から締め切り、そしてイベント当日までの期間が6日間しかない中、予想を超える反響があり、その中から5名のプレゼンテーターが選ばれた。

 編集部員が会場に到着したのは、イベント開始時刻より45分も早かったにもかかわらず、すでに10名ほどの人が館内に。後で分かったことだが、このイベントのために会場入りしている人たちだった。その後も、「本がたり」イベントを観覧するために続々と人が集まり、会場は熱気に包まれた。

参加者は推測20代から50代

 定刻の午後8時半、今回のイベントの進行役であるメイドの1人、ミソノさんの司会によりイベント開始。後にこの様子が記事化されることと、本イベントのルールが説明された。

 一人目のプレゼンテーターは『本にだって雄と雌があります』(小田雅久仁/新潮社)を紹介。ユーモアたっぷりの導入部分からぐいぐいと観客を話に引きこみ、なぜ雄と雌があるといわれるのか、またそれを裏づけるため同書で言及されたさまざまな作品について触れ、それら作品一覧を確認できるよう、観客用にレジュメまで用意。終わると拍手喝さいを受けていた。

 二人目からのオススメはコミックの『ネイチャージモン(1〜9巻)』(原作:寺門ジモン|画:刃森尊/講談社)。寺門ジモン氏がなぜ「ネイチャー」と呼ばれるようになったかという由来から、作品の中に出てくるお店のことまで紹介し、観客の中には「そのお店に行ってみたい!」と思う人が出るほど。しかし、採点タイムには一人のメイドから「お腹が空いているから、減点」などとツンデレぶりを発揮されてしまったが、かえって会場は盛り上がった。

 三人目は『てつぞうはね』(ミロコマチコ/ブロンズ新社)という絵本を紹介。「何はともあれ、読み聞かせしましょう」とのことで、絵本の特性を生かしたプレゼンを。この絵本は「てつぞう」という名の猫を飼い主の視点から描いた作品で、1度でも猫を飼ったことのある人なら「あるある」とうなずくような内容。プレゼンテーターの語りの上手さに、最後には観客の涙腺を緩ませていた。

 四人目のプレゼンテーターは『その幸運は偶然ではないんです!』(著:J.D.クランボルツ他|訳:花田光世他/ダイヤモンド社)をオススメ。チャンスをつかむ人は、偶然つかんだのではなく、つかむために準備ができていたからつかんだのだ、という著者の説を紹介。参加者の中では最高齢と思われるプレゼンテーターの、経験に裏打ちされた本がたりに、会場は静まり返り、皆が聞き入っていた。

 最後の参加者は、唯一プロジェクターを利用してのプレゼン。紹介作品は『ヘドバン』(ヘドバン編集部/株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント)というムック本で、軽妙な語りと用意されたプレゼンテーションが絶妙にマッチ。その上、ところどころ交えたユーモアが効いており、「それってどんな本?」と頭上にはてなマークが浮かんでいた観客たちも、最後には興味しんしんの様子だった。

wmfigschatz12_01.jpg
wmfigschatz12_02.jpg

 どのプレゼンテーターも5分という制限時間をいっぱいに使い、ミソノさんの終了の合図とともに各自がプレゼンを終了させていた。今回、「募集」→「応募」→「当選通知」の期間が短かったにもかかわらず、そこまで準備されていたということに驚かされた。

メッセージ入り「シャッツ本」は誰の手に?

 審査を担当する4人のメイド――ミソノ、レイラ、サヤ、ノアの手にはそれぞれ4つの札が。札には「すごく読みたい」「読みたい」「こんど読みたい」「もう読んだ」と大きく書いてあり、1人のプレゼンが終わるごとに各メイドが札を上げていた。札にはそれぞれ点数が付され、そのうち1つが掲げられ点数化……される予定だったが、「“こんど読みたい”の“こんど”って、断り文句だよね〜」という1人のメイドの一言で、点数や方法が調整されるという一幕も。

 全員のプレゼンが終わると、4人のメイドたちは「ゴニョゴニョタイム(最終審査)」に。厳正なる審査の結果、「第1回目」の大賞は『本にだって雄と雌があります』の紹介者に決定。4人のメイド長によるメッセージ入り『The Stories of Schatzkiste 〜私設図書館のメイドたち〜』を授与された。

本が授与された メッセージ入り『The Stories of Schatzkiste 〜私設図書館のメイドたち〜』を授与された受賞者。実は満面の笑み
作品一覧のレジュメ 作品一覧のレジュメ

焼き菓子 スペシャル焼き菓子

 イベント開始前に配膳され、本イベントのプレゼンテーターたちのために、シャッツキステが用意したスペシャル焼き菓子は、開催時期にふさわしい、イチゴと真っ白なホイップクリームを使用したもの。おもてなしの心を大切にするシャッツキステらしい心遣いに、イベントが始まる前から、観客たちのテンションまで上がっていた。

 「コラボ企画」とはいえ、ほとんど“おんぶにだっこ”状態だった「本がたり夜話会」イベント。盛況のうちに終了できたこと、プレゼンテーターの皆さま、観客の皆さま、シャッツキステの皆さま、そして読者の皆さま、ありがとうございました!

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

コンテンツパートナー

新刊JP
ラノコミ.com
hon.jp
新文化通信社
Good E-Reader Blog
ぶくまる