エブリスタは、石田衣良氏が審査委員長を務める「第1回ノベリスタ大賞」の最終選考結果を発表。『砂の箱』(碧海橙空[おうみとあ])が大賞に輝いた。
エブリスタは12月20日、「第1回ノベリスタ大賞」の最終選考結果を発表した。
ノベリスタ大賞は、直木賞受賞のベストセラー作家・石田衣良氏が審査委員長を務め、文学界の「明日のスター」を育成・輩出することを目的として今年9月に新設された小説賞。優秀作品には石田氏が自ら講評を行い、その著者を石田氏が主催する小説スクールに招くなど、プロ作家を目指して指導を行っていく。年4回開催予定で、集まった優秀作品を石田氏監修のもと1冊の作品集としてまとめることも検討している。
最終選考の結果、第1回ノベリスタ大賞は『砂の箱』(碧海橙空[おうみとあ])が獲得。「質感がモダンで今っぽく、センスがすごく光っていた」(石田氏講評)ことが大きな選考理由となった。碧海橙空さんは2013年1月からエブリスタで活動開始し、9月・10月にはエブリスタ内の販売部数ランキングで2カ月連続1位を記録している。受賞作は、のぞき部屋サイトで人気を集める女性と、その女性に徐々に惹かれるようになる男性を描いた短編小説だ。準大賞には『アンケート』(eden)と『すみれ』(久木さとみ)の2作品が、その他入賞作品として4作品が選出された。
また、12月20日から2014年1月20日まで第2回ノベリスタ大賞の作品募集も開始。選考結果は2014年3月20日に発表となる。
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