出版業界で先週起こった出来事をまとめてお届けする週刊連載。7月第4週は、2013年上半期の出版物推定販売実績などが発表されています。
出版科学研究所が「出版月報」7月号で発表した。
部門別にみると、「書籍」が前年同期比0.1%減の4333億円。「雑誌」が同4.9%減の4449億円。「月刊誌(=週刊誌を除くすべて)」が同4.1%減の3502億円で、「週刊誌」が同7.9%減の947億円。
推定販売部数は、「書籍」が同0.1%増の3億6489万冊で前年並み。ビジネス書、文芸書、児童書分野が好調だった。「雑誌」は、同6.3%減の8億7627万冊。
返品率は「書籍」が同1.5ポイント減の34.5%。「雑誌」は同1.3ポイント増の39.7%で2年連続で大幅に上昇している。
7月26日、大賞は松永正訓『トリソミー 〜産まれる前から短命と定まった子』、優秀賞は城内康伸『朝鮮の海へ ―日本特別掃海隊の軌跡―』、福場ひとみ『シロアリ 復興予算を食った人たち』と発表した。
贈賞式は8月30日、午後6時30分から東京・丸の内の東京會舘で。
7月24日出来の重版でシリーズ3点の累計がミリオンに到達。第1巻『大人の流儀』が25刷・累計51万7000部、以下『続・大人の流儀』が13刷・同18万7800部、『別れる力 大人の流儀3』が8刷・同30万部となった。
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