梅雨の時期に観たくなる! 雨のシーンが印象的なアニメエピソード集

雨がしとしと降り続いて、はっきりしない天気の続く季節。そんな季節だからこそ見返したい、“梅雨”や“雨”にまつわるエピソードが印象的な作品を集めました。

» 2013年06月26日 15時45分 公開
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 6月といえば、梅雨本番。雨がしとしと降り続いて、はっきりしない天気に気分も上がらなくなりがちですよね。しかし、そんな梅雨の時期だからこそ観たくなる、雨のシーンが印象的なアニメエピソードも数多く存在します。

 今回はそんな梅雨にまつわるエピソードが印象的な作品を集めてみました。

けいおん!! #6

けいおん!! #6

 「梅雨」

 桜高軽音部の唯、澪、律、紬、梓の5人からなるガールズバンド、放課後ティータイムのメンバーを中心とした、女の子たちのまったりとした青春を描いた大人気アニメ『けいおん!!』からは、第2期の6話をご紹介!

 梅雨の時期、降り続く雨は彼女たちにとっても悩みの種である様子。湿気で髪の毛がうまくまとまらなくなってしまい、鏡で確認しながら思わずジト目になっちゃうムギちゃんや、愛用のギターであるギー太を雨からかばうあまりに、自分がびしょぬれになり、着替えるたびになぜかコスプレショーを繰り広げてしまう唯など、まさに雨の時期だからこそ見れる、彼女たちのレアな表情は必見です!

銀魂 第111話 (Bパート)

銀魂

 「ほぼ100%の確率でビニール傘を置き忘れてくる自分が嫌い」

 間もなく劇場版第2弾が公開される大人気ジャンプアニメ『銀魂』からは、万事屋の紅一点・神楽ちゃんにまつわるエピソードをご紹介。

 このエピソード、基本的にパロディネタや下ネタギャグ満載で、もはや何でもありの銀魂世界において、たまーに存在する、ほっこりきれい話の1つ。

 じめじめした梅雨の影響で、いつも以上にやる気をなくしている銀さん、神楽、新八の万事屋の3人。挙句の果てには、“梅雨って名前もいかがなもんだろ? 名前からして湿っぽいだろ、以後梅雨のことはインディペンデンスディと呼ぶように。”なんて銀さんが無茶なことを言いだしてしまう始末です。

 そんな中、神楽ちゃんが雨の中でも喜んで出かけるようになります。その理由は、かわいい傘を手に入れたという何とも女の子らしいものでした。神楽の様子を見守る銀さんや新八、万事屋メンバーの仲睦まじい様子には、誰もがほっこりするはず。

みなみけ 第5話

みなみけ

 「海に行こうよ」

 “この物語は、南家三姉妹の平凡な日常を淡々と描く物です。過度な期待はしないでください。”といったアニメ冒頭の説明でおなじみの『みなみけ』からは、第1期の5話をご紹介。

 「日曜日に海に行こう」と計画した南家三姉妹の春香、夏奈、千秋。その前日に天候が悪くなってきたことを心配した夏奈が、千秋に無茶ぶりしたことから始まる交渉人・千秋VS雨雲のなぞの戦いには、思わず笑みがこぼれます。「雨雲さん、雨雲さん」と雨雲に語りかける、てるてる坊主ならぬ、てるてる千秋がとってもキュートでオススメです。

DEATH NOTE デスノート 第25話

DEATH NOTE

 「沈黙」

 最後は、前記の3作品とはちょっと違う意味での、雨のシーンが印象的な作品として、“そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ”という死神のノート、デスノートをめぐる頭脳バトルを描き、数々のメディアミックス展開で有名な『DEATH NOTE』の第25話をご紹介します。

 基本的に原作を大きく外れることなく、進んでいったこのアニメ版デスノにおいて、この第25話はアニメオリジナルの話が多く挿入された、極めて珍しいエピソードです。なぜならこの回は、主人公・夜神月にとっての最大のライバルであるLが死亡するという特別な回。

 豪雨の中、己の死期を悟ったかのようにビルの屋上で一人佇むLと、会話を交わす月。「生まれてから一度でも本当のことを言ったことはあるんですか?」と月に語りかけるLが特に印象的です。雨って、ただの天気としての表現ではなく、こういった心情を表す描写にも多く使われるんですよね。

 さて皆さん、いかがでしたでしょうか? おいおい、何でコレ紹介してねーんだよダボがァ! と思われた方も多くいらっしゃるとは思いますが、そこは作品の名前を上げたらキリがありませんのでご勘弁を……!

 個人的には、子どものころはとなりのトトロの傘を持ってバスを待つシーン。最近ですと、『翠星のガルガンティア』第4話での、ガルガンティア船団の皆が協力して雨水を集めるシーンや、新海誠監督の最新作『言の葉の庭』でも、雨のシーンが特に印象的でした。

 しかし、こうしてみると雨というのもなかなか味があっていいものですよね。ここは先ほどもご紹介した銀魂、神楽ちゃんの言葉をお借りして……。

インディペンデンスディ、捨てたもんじゃないアル!

(評:ラノコミどっとこむ編集部/やまだ)

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