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» 2013年06月05日 14時00分 UPDATE

Pinterest、電子書籍発見を目的とした著者専用ソーシャルメディアポータルを提供

著者と出版社がPinterestを書籍向けにどう活用するか探り始める中、Pinterestを通じて作品サンプルを提供する出版社も現れた。Pinterestを通じて電子書籍の発見可能性を高めようとする動きだ。

[Mercy Pilkington,Good e-Reader Blog]
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 それは単なるハイヒールの画像の集積でもなければ、婚約したばかりの女性が夢見る結婚式のイメージを保存するためでもない。少なくとも、もはやそうではない。存在するすべてのソーシャルメディアツールの中で、Pinterestはインターネット上で見つけたイメージへのリンク集積に関して実際に一番便利なツールかもしれない。その名前が示すように、ユーザーは後で見たい画層を『ピン留め』しておくことができる。ユーザーが多様なテーマのボードを閲覧できるフォロワーを従えることができるのもただの特典にすぎない。

 著者と出版社がPinterestを書籍向けにどう活用するか探り始めた一方で(そのほとんどは興味深い本の表紙のイメージを保存しておくというものだが)、イタリアのある出版社は本の表紙とタイトルを保存し共有するに留まらず、電子書籍のサンプルを共有しはじめた。ユーザーは本のイメージをクリックして本の一部を楽しむことができ、これはAmazonの『Look Inside!』機能に類似したものだ。

 RCS Libriはイタリアの業界2位の大手出版社で、Pinterestの16種類のボード上に100タイトル近くのコレクションを持つ。単に動的に表紙のサムネイルを表示するだけでなく、読者がPinterestを通じて電子書籍のサンプルを読めるのがまさにこれらのタイトルだ。

 マルチェロ・ヴェナ氏はFuturebookへのポストの中で、「インディー系のブロガーもそれぞれのボードでわれわれのコレクションを利用し始めています。このサービスが読者と著者だけでなく、ブロガー、ジャーナリストなどの利害関係者にも有益な可能性があるという最初の予兆を目にしています。実際に有益かどうかはまだ分かりませんが、いずれ分かるでしょう」と説明する。

 RCS Libriはイタリア国内の高速鉄道上で初めて消費者に電子書籍を提供し、乗客が読書を継続するため到着時に本を購入するという目論見から移動中に電子書籍を読むように奨励する取り組みによって電子書籍の可能性を広げた。現在、Pinterestの活用により結局どれだけ本の売り上げにつながるのか正確に知るすべはないが、より多くの著者と出版社がそれを知るにつれて、ソーシャルメディアへの最小の投資が大きな意味を持つようになるかもしれない。

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