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» 2013年04月26日 16時45分 UPDATE

Reader Store、iDreambooksと提携で書籍のレビューに新機軸

AmazonのGoodReads買収以来、それまでGoodReadsに書評などを依存していた電子書店は新しいかじ取りを迫られているが、ソニーはiDreambooksとの提携関係を選択したようだ。

[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 ソニーのReader Storeは明らかに新たな経営陣を迎え、新たな機能を追加するべく懸命に開発を進めている。つい先日、英国で展開しているReader Storeにはディスカバーマップなどサービスのブラッシュアップが続いているが、同社は現在、書籍の評価と批評の源泉を求めてiDreambooksとの提携を結ぼうとしている。

 Koboとソニーは電子書籍の広範なユーザーレビューと評価を利用するためGoodReads APIに依存していたが、AmazonがGoodReadsを買収したことで、その見直しを迫られる状態にある。自社でレビューシステムを開発するか、既存企業との提携を探るかは時間の問題だったのだが、ソニーはiDreambooksとの提携関係を選択したようだ。

 2012年3月に創設され同年7月にサービスを立ち上げたiDreambooks。同社のビジネスは、New York Times、Washington Postなどの定期刊行物からレビュー記事を集積し、70%以上が肯定的な評価をしている書籍をリコメンドするというものだ。映画評論家による映画レビューを集約しているRotten Tomatoes、あるいはMetacriticのようなサービスの電子書籍版といったところだが、ベストセラーやロングセラーにフォーカスしているのが特徴だ。同社は今後数週間以内に2008年まで遡って、トップレベルの定期刊行物からのレビューを追加していく考えだ。

 われわれはどのような契約内容なのかを明らかにすべく、iDreambooksのスポークスマンと話した。同社スポークスマンによると「New York Times BooksのTwitterアカウントのフォロワー数は70万ほど、NPR Booksのフォロワー数は10万ほどとなっています。人々は発売予定の新しい書籍について専門家が何を考えているかを気にしています。そのためソニーはわれわれの評価とレビューを欲しています。主要定期刊行物上でレビューされるのは。ベストセラー、大手出版社の書籍、あるいはいわゆる『トップ』の書籍が多いので、ソニーがReader Storeにラインアップするすべての書籍を100%カバーしている訳ではありません。それが現在カバーしている内容で、『トップ』の書籍に関してもカバーを広げようとしています。ソニーは本の発見を促進し、ユーザー体験を改善するためにわれわれの評価とレビューを利用したいのです」という。

 まだソニーからのリリースは出ていないようだが、近いうちに公式発表が行われるはずだ。筆者はソニーがReader Storeに対する努力を倍加させたことを称賛している。それほど前のことではないが、ソニーのオンラインでの存在感は停滞し、イノベーションという点で大手企業すべての後塵を拝していた。ここ数カ月でソニーは自社サイトに多くの改善を導入しているようだ。現在、ソニーはPRS-T3を開発中で、これは来月中にも発表されるはずだ。

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