Kindleストアが初登場で40%のシェア――OnDeck電子書籍ストア利用率調査

インプレスR&Dが「OnDeck weekly」の読者を対象に四半期ごとに行っている「電子書籍ストアの利用率に関する調査結果」で、Amazonの「Kindleストア」が40%の利用率でいきなりトップに躍り出た。

» 2013年01月09日 10時30分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 インプレスR&Dは1月9日、同社が発行する電子出版産業向けの専門誌「OnDeck weekly」の読者を対象に行った「電子書籍ストアの利用率に関する調査結果」を発表した。有効回答数は582件。

 この調査は四半期ごとに行われているもので、12月に行われた今回の調査結果では、10月末に国内でのサービスを本格的に開始したAmazonの「Kindleストア」が40%の利用率でいきなりトップに躍り出た。

電子書籍ストア利用動向調査(OnDeck2012年12月調査版より)

 2位はこれまでトップを守っていた「紀伊國屋書店BookWebPlus」で、利用率は13.4%。Reader Store、楽天Kobo、BookLive!がこれに続いた。このうち、Koboの利用率だけ前回の調査からポイントを下げたが、そのほかには利用率に大きな変動がなく、Kindleストアの日本参入は、既存の電子書店のシェアを浸食せずに、新たな市場を作り上げたとレポートしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.