出版業界で起こった出来事をまとめてお届けする週刊連載。先週は北関東で最大となる蔦屋書店のオープンなどが話題に。そのほかのニュースダイジェストと合わせてどうぞ。
11月20日から横浜・西区のパシフィコ横浜で行われている図書館総合展が、22日に最終日を迎えた。243社・134ブースが出展。来場者は初日は7700人、2日目は1万人強で昨年を約1割程度上回った。最終日を含め、2万7000人を超える見通し。角川グループパブリッシングや大学出版部協会が初出展。
デジタル、アーカイブ、図書予算、行政との連携、指定管理者制度、海外事例、東日本大震災の復興――さまざまなテーマで、95のフォーラムが行われ、多くの会場で満席になった。
日本出版インフラセンター(JPO)はこのほど、経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業」(緊デジ)について、出版社からの申請受け付けを11月30日で締め切ると発表した。タイトル申請は12月20日まで。
11月16日現在、申請済みタイトル数は8503点、申請済み出版社は374社。
11月17日、茨城・ひたちなか市に北関東で最大となる「蔦屋書店ひたちなか店」を売場面積1764坪でオープンした。CCC加盟店舗としては同社72店舗目、茨城県内への出店は初となる。書籍・雑誌(1000坪)、セルCD・DVD(150坪)、ゲーム(35坪)、文具・雑貨(400坪)を揃え、150席あるタリーズコーヒーを併設。
16日午後にはプレオープンし、500人近い客が行列を作った。清水秀雄社長は「これはネットストアを超えた店舗であり、文化の遊園地でもある」と語り、月商1億5000万円、年商18億円を目標に掲げている。営業時間は午前9時〜深夜0時(土日祝日は午前8時オープン)。住所は茨城県ひたちなか市新光町30-4。
Copyright 2015 新文化通信社 All Rights Reserved.