Random HouseとPenguinが提携・合併に向けて協議に入ったが、これにNews Corporationグループも興味を示している。
出版大手の米Random House(独Bertelsmannグループ)と英Penguin(英Pearsonグループ)が提携・合併に向けて協議に入ったことを10月25日に発表したが、米New York Times紙によると、それにHarperCollins(米News Corporationグループ)が興味を示している模様。
北米の大手出版社は、通称“Big-Six”と呼ばれる6社(Hachette Book Group USA/HarperCollins/Macmillan/Penguin Group/Random House/Simon & Schuster)が有名だが、各社とも電子書籍と個人作家の急台頭で長期的経営への不安が拡がっており、ライバル関係にあるRandom HouseとPenguinが合併を検討し始めたばかり。これに対し、やはりHarperCollinsの切り離しを模索していたNews Corporationグループが、Penguinに対して独自の合併オファーを検討し始めたようだ。
Big-Sixが“Big-Two”や“Big-One”になる時代が、近い将来到来するものと予想される。
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.