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» 2012年10月19日 19時30分 UPDATE

出版協、アマゾンジャパンに申し入れ――10%ポイント還元特典などの是正求める

日本出版者協議会がアマゾンジャパンに対し2件の申し入れを行った。「Amazon Student」の10%ポイント還元特典を問題視してのことだ。

[西尾泰三,ITmedia]

 日本出版者協議会(出版協、旧・流対協)は10月19日、アマゾンジャパンに対して2件の申し入れを行ったことを発表。10月31日までに文書での回答を要請した。

 アマゾンジャパンへの申し入れの内容は以下の2件。

  1. 「Amazon Student」の10%ポイント還元特典を速やかに中止すること
  2. 「Amazon.co.jp」の価格表示について、再販対象書籍については表示を「定価」と変更すること

 Amazon Studentはアマゾンジャパンが8月30日から提供を開始している学生向け優待プログラムで、特典の1つとして、本の購入について10%分のポイント還元が掲げられている。出版協側は、これは景表法の景品にも該当しない明らかな値引きであり、「再販売価格維持契約書」などに違反する行為と指摘している。

 後者の価格表示は、「Amazon.co.jp」での価格表示が、再販対象書籍を「定価」表示せず、再販対象外書籍を意味する「価格」表示となっており、同サイトで取り扱う書籍がすべて再販対象外書籍であるとの誤解を招く、という主旨のもの。

 10月17日にはアマゾンジャパン社内で両者の面談が行われ、上記項目について話し合いが持たれたが、両者の主張は平行線のままだったという。出版協側は、売上げトップの書店としての影響が大きいこと、日本国で営業する企業であれば日本国の法令規則や、公正取引委員会(公取委)の指導による業界規則を順守すべきとし、明確な理由を示した上での文書回答を要請した。

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