連載
» 2012年05月14日 13時25分 公開

出版業界ニュースフラッシュ 2012年5月第2週

出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。講談社漫画賞や角川春樹小説賞などの受賞作決定のほか、吉本興業が創刊した「笑いと平和の百冊シリーズ」が話題になりました。

[新文化通信社]
新文化通信社

第36回「講談社漫画賞」決まる

 5月10日、講談社は第36回「講談社漫画賞」各部門の受賞作を発表した。児童部門は遠山えま氏『わたしに××しなさい!』(講談社)、少年部門は羅川真里茂氏『ましろのおと』(同)、少女部門は水城せとな氏『失恋ショコラティエ』(小学館)、一般部門は幸村誠氏『ヴィンランド・サガ』(講談社)にそれぞれ決まった。

 贈呈式は7月3日午後6時、東京・日比谷の帝国ホテルで。

吉本興業、「笑いと平和の百冊シリーズ」創刊

 今年、創業100周年を迎えた同社は「笑いと平和」をテーマにした同シリーズを4月に創刊した。所属芸人らの書籍/ムックを年内に100冊出版する。すでにオール巨人『師弟 吉本新喜劇・岡八朗師匠と歩んだ31年』(ヨシモトブックス)、エマミ・シュン・サラミ『イラン人は面白すぎる!』(光文社)などを刊行済み。

 5月10日には、東京・渋谷区のヨシモト∞ホールで発表会見を実施。宣伝部長に就いたお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんは「僕の友達は本好きが多いので、(彼らに)地道に伝えていく。母親は病院で働いているので、そこでも告知してもらう」と笑いを誘いながら意気込みを語った。

宣伝部長の又吉さん(前列中央)とシリーズの執筆陣(予定含む

角川春樹事務所、今年度「角川春樹小説賞」を決定

 5月10日、第4回「角川春樹小説賞」の最終選考会を開き、鈴木みく氏「加羅の風」を受賞作に選出した。応募総数は429作品だった。授賞式は10月初旬に行う予定。

美術出版社、bookpicで「美術手帖」「ワイナート」電子版発売

 同社のグループ会社・美術出版ネットワークスが開発した電子書籍ビューワ「bookpic」上で、「美術手帖」2011年6月号から12年5月号と、「ワイナート」11年秋号から12年春号までの販売を開始した。5月17日まで、「美術手帖」5月号を全ページ無料で公開、1年間分の同誌バックナンバーを500円で販売している。

 さらに、同ビューワに「Vote!ボタン」を新設。ページ内の各コンテンツに投票することで、「雑誌に参加する」楽しみを創造するという。

「NHKテキスト」、前年比6.6%増で新年度発進

 4月号のテキスト、全51誌で実売数が252万6700部(前年比6.6%増)となった。語学系の「英語テキスト」は95万部(同5.4%増)、アジア・ヨーロッパの「第2外国語テキスト」が62万部(同6.8%増)。3月18日に創刊した「おとなの基礎英語」は発売10日間で完売、3週間連続の増刷を続け、累計11万5000部となった。

 書店での「定期購読獲得コンクール」は昨年、5万6400部だったが、今年は10万部を突破する見通し。

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