連載
» 2012年02月06日 10時30分 UPDATE

出版業界ニュースフラッシュ 2012年2月第1週

出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。今週は、出版社の電子化の製作費を国が50%補助する緊急電子化事業の動き、芥川賞受賞作の電子配信などをお届けします。

[新文化通信社]
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 出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届け。2012年の出版業界の今後を占うヒントが隠されているかも?

日書連、書店で電子書籍端末の販売をスタート

tnfignf1.jpg 渋谷駅前の大盛堂書店

 日書連は1月31日、優文堂書店(東京・世田谷区)と成田本店サンロード店(青森・青森市)で、電子書籍端末「ISTORIA」の店頭プロモーションを行った。2月中には、青森県内の鶴常書店(弘前市)、テクラ・メディアイン(同)、スノヤ書店(六戸町)など13書店と、東京都内のオリオン書房ノルテ店(立川市)、東京堂書店神田神保町店(千代田区)など5書店で、デモ販売を実施する。

 書店マージン率は、端末(予価1万8000円)は15%、プリペイドカード(1000円、3000円、5000円)は10%となる。また、インターネット上で同端末向け電子書籍が販売された場合にも、端末を販売した書店にマージン(7%前後、県ごとに異なる)が支払われるしくみ。

 2月1日、東京・渋谷区の大盛堂書店でISTORIAの展示・販売するデモンストレーションを行った(写真)。

日本出版インフラセンター、コンテンツ電子化事業で説明会

 経済産業省の補正予算10億円で、出版社の電子化を推進する緊急電子化事業について、出版社や業界団体に向けて説明会を2回行う。2月10日は午前10時半から、同13日は午後2時から、東京・神楽坂の日本出版会館(書協事務局の入るビル)3階会議室で。

 同事業は出版社の電子化の製作費を国が50%補助するもの。東北関連本は66%。出版デジタル機構を介して申請することで、出版社の負担する製作費は同機構が一端立替え、その後の電子書籍化による売上げから相殺するスキームを計画している。

講談社、芥川賞受賞作『道化師の蝶』を電子配信

 講談社は1月31日、第146回芥川賞を受賞した円城塔氏の『道化師の蝶』を電子版で緊急配信した。受賞決定から2週間以内での電子書籍化は初の試み。

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