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» 2012年01月09日 16時31分 UPDATE

出版業界ニュースフラッシュ 2012年1月第1週

出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。2012年の出版業界を占うヒントが隠されているかも?

[新文化通信社]
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 出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届け。2012年の出版業界を占うヒントが隠されているかも?

日販、年末年始8.8%減のスタート

 12月29日〜1月3日の売上げ動向は「書籍」が前期比5.8%減、「雑誌」が同11.8%減、合計では同8.8%減と前年とは一転、2桁に迫るマイナスとなった。

 書籍のジャンル別では「書籍コミック」が同2.5%増となった以外、9ジャンルすべてでマイナス。「文芸書」(同17.9%減)、「ビジネス書」(同11.7%減)の落ち込みが目立つ。雑誌のジャンル別では「週刊・隔週刊」が同2.5%増となったが、そのほかは前年を下回った。特に「コミック」は同23.5%減と大幅に落ち込んだ。

 エリア別の動向は被災地東北を含む「東部」が同7.4%減ながらトップ。「特販」は2桁割れ。調査対象は全国1786店のPOS導入店。

日販・古屋社長、書籍返品率25%目標を再確認

 日販の古屋文明社長は1月5日の仕事始め式で、雑誌のダウントレンドに危機感を示し、「書籍分野だけでも経営が成り立つ仕組みを作り上げていかなくては」と語り、2015年までに書籍返品率25%を達成することを再度目標に掲げた。また、「来期の新中期経営計画に新規事業や新規商材の開拓も外せない」と挨拶した。

 業務奨励賞、業績貢献賞、業務革新賞、利益拡大賞の発表・表彰も行った。

トーハン、年末年始の書店販売動向は前年比7.4%減

 トーハンは1月6日、東京・目白の椿山荘で行われた「新春の会」で近藤敏貴社長が発表。客単価は前年比1.2%増だったが、来店客数は同9.3%減となり、危機感を示した。

『ビブリア古書堂の事件手帖』、2巻累計で100万部突破

 アスキー・メディアワークスは1月4日、「メディアワークス文庫」の『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延)を10万部、『同2』を6万部重版し、合わせて103万部に達した。現在、『ビブリア古書堂の事件手帖』は17刷・60万部、『同2』は6刷・43万部。メディアワークス文庫でミリオン達成は初。

 物語に織り込まれる「古書のトリビア」などで書店員の支持を獲得。手書きPOPや多面展開といった後押しがヒット要因の1つであるという。

 

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