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» 2011年12月21日 16時08分 UPDATE

大日本印刷の「オープン本棚」、テスター向けにβ版が公開される

複数の電子書籍ストアで購入した電子書籍や自分が所有するPDFなどを一元管理する構想で大日本印刷とインプレスR&Dが開発を進める「オープン本棚」のβ版が公開された。

[西尾泰三,ITmedia]
tnfigoh2.jpg オープン本棚β版の画面(プレスリリースより)

 大日本印刷とインプレスR&Dは12月21日、共同で研究開発している「オープン本棚」について、本格リリースに向けた最終評価を実施することを発表した。Android端末向けにβ版のアプリを用意、テスターを希望するユーザーに配布を開始した。Android 2.2以降で動作し、アプリの実行環境にAdobe AIRが必要。

 オープン本棚は、複数の電子書籍ストアで購入した電子書籍や自分が所有するPDFなどの電子文書を一元管理するコンセプトで設計されているもの。本棚、書誌、アノテーションなどのマークアップ言語、およびストアやビューワとの連携APIといった技術仕様をオープンにしていくことで、サービス事業者に利用してもらうことを志向している。2010年7月に開催された「第15回国際電子出版EXPO」でも参考展示されていた。

tnfigoh1.jpg システム概念図(プレスリリースより)

 テスター向けに公開されたβ版ではライブラリ(本棚)とビューワが別のアプリケーションとして提供されている。現時点のビューワはPDFビューワで、特筆すべき点はないが、今後EPUBなどのサポートも予定しているという。

 β版ではインプレスグループが運営する「インプレスダイレクト」が実証実験の一環として、期限付きで連携に協力している。現時点では1社しかストアが参加していないこともあり、その利便性を感じにくい部分もあるが、ISBNコードを入力すれば、紙の書籍の書影をこの本棚に並べることもできる(あくまで並ぶだけで読めるわけではない)ほか、PDFなどを登録することなどもできるようになっている。書誌情報は、紙の書籍が国立国会図書館に、電子書籍が「hon.jp」のデータを利用している。

 このほか、国立情報学研究所(NII)連想情報学研究開発センターが開発した「連想検索エンジン」により、オープン本棚にある書誌情報を基にした連想検索結果がレコメンドとして提供されるなどの機能も持つ。

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