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» 2011年11月26日 18時30分 UPDATE

出版業界ニュースフラッシュ 2011年11月第4週

出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。こうしたトピックの中に今後のヒントが隠されているかも?

[新文化通信社]
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 出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。こうしたトピックの中に今後のヒントが隠されているかも?

有隣堂決算、過去5年で最高の最終益1億9400万円

 有隣堂は、11月25日開催の定時株主総会で2011年8月期決算を確定。売上高は前年比6・6%減の506億3700万円。前期の学校ICT特需30億円が今期はなく、東日本大震災の計画停電などの影響で、減収を余儀なくされた。

 営業利益は8億4300万円(前年比3・4%減)、経常利益は7億1500万円(同1・8%減)。販管費を1億5100万円圧縮。特損の減少で当期純利益は1億9400万円(同280・7%増)と大きくブラス。また、借入金を約5億円圧縮し、財務体質の改善を図った。

東北エリアの書店、書籍売上好調続く

 日販帳合店の書籍販売実績は4〜10月の期間、6県では5・1%増、岩手・宮城・福島の3県では6・1%増。全国平均の1・5%減を大きく上回っていると日販の古屋文明社長が東北日販会の席上で発表した。

【日販分類別売上調査】10月期、前年同月比4.8%減に

 前年同月比は4.8%減で18カ月連続のマイナスとなった。1月期(同6.7%減)と東日本大震災の影響をもろに受けた3月期(同7.7%減)に次ぐ減少率となった。規模・立地別でもすべて前年割れとなり、特に「商店街」(同6.0%減)、「駅前・駅ビル」(同5.9%減)の落ち込みが大きかった。

 「雑誌」の売り上げは、今年ワースト2位となる同6.2%減。特に、9月期に同4.2%増だった「コミック」は、「聖☆おにいさん7」(講談社)が好調だったが、前年の「君に届け」(集英社)や「ガラスの仮面」(白泉社)などの反動を受けて同8.5%減と大幅なマイナス。「ムック」についても、「寝るだけ!骨盤枕ダイエット」(学研パブリッシング)など売行き好調銘柄はあったが、前年にヒットした「ブランドムック」の影響で同7.6%減と大幅に悪化した。

 「書籍」の売り上げは、同3.2%減。ジャンル別では「ビジネス書」が同9.5%減と最大のマイナス幅に。「ジョブズ本」が前月から売り上げを伸ばしていたが、前年の「もしドラ」の勢いはカバーしきれなかった。

日書連の組合書店数、4854書店に

 10月1日現在の統計が発表され、過去最低を更新した。日書連によると、4月からの半年で120書店が脱退。最も脱退が多かったのは宮城県で、10書店減となった。

 日書連の組合員数のピークは1986年で1万2935店。直近3年の組合数は、2008年4月が5869書店、2009年4月が5467書店、2010年4月が5154書店となっている。

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