NOOK Color――Barnes & Noble電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、タッチ操作対応の7型カラー液晶を採用したBarnes & Nobleの「NOOK Color」を取り上げる。

» 2011年06月25日 22時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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製品概要

 米書店大手Barnes & Nobleの電子書籍端末。E Ink電子ペーパーを採用した初代「NOOK」とは異なり、タッチ操作対応の7型カラー液晶を採用していることが特徴。

 OSはAndroid2.2ベースで、Webブラウザやメール、ゲームなどのアプリケーションがあらかじめ搭載されているほか、2011年4月のアップデートで独自のアプリストアも利用可能になるなど、限りなくマルチメディア端末に近い性格を持つ。また利用者同士で電子書籍を相互にレンタルできるアプリ「Nook Friends」も搭載する。

 3G搭載モデルが用意されていた初代「NOOK」と異なり、ラインアップはWi-Fiモデルのみ。「NOOK」と同様に日本では未発売であり、PDFのビューワとしての利用は可能だが、無線機能を国内でそのまま使うと技適マークがないことから電波法違反にあたる点は注意。

スペックで見る「NOOK Color」

メーカー Barnes & Noble
国内発売時期 未発売
発売時価格 249ドル
専用/汎用 専用
OS 独自(Androidベース)
OSバージョン 1.4.3
サイズ(※最厚部) 205.7(奥行き)×127(幅)×12.2(厚さ)ミリ
重量 約447.9グラム
解像度 1024×600ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 7インチ
通信方式 802.11 b/g/n
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 8Gバイト
メモリカードスロット microSD
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 8時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット EPUB、PDF、DOC、TXT、DOCX、JPG、GIF、PNG、BMP
コネクタ microUSB
電子書籍ストア Barnes & Noble eBookstore
そのほか 海外での発売は2010年11月
最終更新日:2013年5月14日

写真で見る「NOOK Color」

左60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 グレーを基調としたカラーリング(写真=左)/E Ink端末に比べると本体はややずっしりしている(写真=中央)/画面サイズは7インチで、GALAXY Tabとは同等、KindleやNOOKに比べると若干大きい(写真=右)
単体正面左側面右側面 正面。左下部の穴が開いたようなデザインが特徴的(写真=左)/左側面。電源ボタンを備える(写真=中央)/右側面。音量調整ボタンを備える(写真=右)
上面底面裏面 上面。イヤフォンジャックを備える(写真=左)/底面。microUSBコネクタを備える(写真=中央)/背面。下部にスピーカーを備える。ラバー塗装で指紋がつきにくい(写真=右)
NOOKの特徴である「n」のロゴはホームボタンの役割も果たす(写真=左)/左下部の裏側にはmicroSDスロットを備える(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 カラー端末であることが強調されたホーム画面のデザイン。タッチ操作に対応する(写真=左)/ライブラリ画面。PDFについてはファイル名のテキストがサムネイルとして表示される(写真=中央)/コンテンツを表示したところ。ページめくりはタッチ操作のみで、Kindleのような物理的なボタンでのページめくり操作はできない(写真=右)
画面下部にメニューを表示したところ。ショップへのアクセスや、ブラウザを呼び出すことができる(写真=左)/PDFで漫画コンテンツを表示したところ。スクロールは左右ではなく上下となる(写真=中央)/青空文庫のテキストファイルを表示したところ。タグは解釈しないが日本語そのものは表示可能(写真=右)

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