往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米書店大手Barnes & Nobleが2009年に市場投入した初代NOOKを取り上げる。
米書店大手Barnes & Nobleの電子書籍端末。6インチのE Ink電子ペーパー採用メイン画面と、操作用の3.5インチタッチ対応カラー液晶を上下に並べた作りが特徴。2009年のクリスマス商戦に合わせて259ドルという低価格で投入されたことにより、ライバル機種であるKindle2が同価格に値下げするに至った。
発売時点で100万点を超える豊富なコンテンツ数と、購入したコンテンツを最大14日間貸し出せる機能が特徴。OSはAndroidベースだが独自にアプリをインストールすることはできない。
当初は3G+Wi-Fiモデルのみだったが、2010年6月にはWi-Fiモデルが、2010年暮れにはカラー液晶モデル「NOOK COLOR」が、そして2011年5月にはタッチスクリーンを採用した新型モデルが発表され、同モデルは終息した。同名の後継モデルが発売されたことに伴い、本モデルは同社サイト上では「NOOK 1st Edition」と表記されるようになった。
なお日本では未発売であり、PDFのビューワとしての利用は可能だが、無線機能を国内でそのまま使うと技適マークがないことから電波法違反に当たる点は注意。
メーカー | Barnes & Noble |
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国内発売時期 | 未発売 |
発売時価格 | 259ドル(NOOK 3G+Wi-Fi)、149ドル(NOOK Wi-Fi) |
専用/汎用 | 専用 |
OS | 独自(Androidベース) |
OSバージョン | 1.7 |
サイズ※最厚部 | 195.6(奥行き)×124.5(幅)×12.7ミリ |
重量 | 約343グラム(NOOK 3G+Wi-Fi)、約328グラム(NOOK Wi-Fi) |
解像度 | 600×800 |
ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
画面サイズ | 6インチ |
通信方式 | 802.11 b/g、3G(NOOK 3G + Wi-Fiのみ) |
Bluetooth | なし |
内蔵ストレージ | 2Gバイト |
メモリカードスロット | microSD |
バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 10日 |
タッチ操作 | 対応 |
対応フォーマット | EPUB、PDB、PDF、JPG、GIF、PNG、BMP |
コネクタ | microUSB |
電子書籍ストア | Barnes & Noble eBookstore |
そのほか | 海外での発売は、NOOK 3G+Wi-Fiが2009年12月、NOOK Wi-Fiは2010年6月 |
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