biblio Leaf SP02――KDDI電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、KDDIが2010年に国内市場へ投入した「biblio Leaf SP02」を取り上げる。

» 2011年06月06日 11時17分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 KDDIからリリースされたFoxconn製の電子書籍専用端末。6型のE Ink製電子ペーパーを採用しており、プリインストールされた青空文庫ベースの文学作品100作品を読むことができるほか、3GおよびWi-Fiによって専用の電子書籍ストア「LISMO Book Store」に接続し、XMDFコンテンツを購入/ダウンロードできる。

 利用に当たっては専用料金プラン「誰でも割シングル(特定機器)」が用意されるが、音声通話やWeb閲覧はサポートしていない。また本製品はタッチスクリーンを採用するが、操作は専用スタイラスペンで行い、指先での操作には対応していない。

 1回の充電で約1万3000ページ相当のコンテンツを閲覧できる。また、補助充電用のソーラーパネルが本体下部に搭載されている。本体色はホワイトのみ。

スペックで見る「biblio Leaf SP02」

メーカー Foxconn
国内発売時期 2010年12月
発売時価格 1万円台前半
専用/汎用 専用
OS Linux
OSバージョン -
サイズ(※最厚部) 198(奥行き)×129(幅)×9.8(厚さ)ミリ
重量 約282グラム
解像度 600×800ドット
ディスプレイ E Ink
カラー/白黒 グレースケール16階調
画面サイズ 6インチ
通信方式 3G、IEEE802.11b/g/n
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 2Gバイト
メモリカード microSD/microSDHC
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 約1万3000ページ
タッチ操作 対応
対応フォーマット XMDF、PDF、EPUB
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア LISMO Book Store
そのほか 青空文庫の100作品がプリインストール
最終更新日2011年5月15日

写真で見る「biblio Leaf SP02」

傾斜外観本体を持った写真CDとのサイズ比較 本体色はホワイトのみ(画面=左)/E Inkを採用していることや、本体色、サイズなどはKindleによく似ている(画面=中央)/画面はKindleと同じ6インチだが、キーボードおよび側面ボタンは搭載しない(画面=右)
単体正面左側面右側面 正面。画面下に5つのボタンと簡易充電用ソーラーパネルを備える(画面=左)/左側面。ボタン類はとくにない(画面=中央)/右側面。音量大・小ボタンを備える。文字サイズ拡大・縮小キーとしても機能する(画面=右)
上面底面裏面 上面。電源ボタンのほかスタイラスペン収納用スロットを備える(画面=左)/底面。充電時に点灯するLEDのほか、イヤフォンジャック、microUSBコネクタ、microSDスロット、リセットボタンを備える(画面=中央)/裏面。下部にスピーカーを備える(画面=右)
標準添付のカバーを取り付けた状態(画面=左)/裏面カバーは取り外しが可能、電池パックは交換にも対応する(画面=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 ライブラリの内容。青空文庫100作品がプリインストールされている(画面=左)/コンテンツを表示したところ。青空文庫のルビはコンテンツによって表示できる場合とそうでない場合があり、詳細は不明(画面=中央)/文字サイズの調整が可能。フォントは明朝系とゴシック系の2種類から選択でき、横書きへの変更も可能(画面=右)
LISMO Book Storeに接続してコンテンツを直接購入、ダウンロードできる(画面=左)/3G回線と無線LANを搭載。ちなみに排他利用となる(画面=右)

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