Reader Touch Edition(PRS- 650)――ソニー電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、ソニーが2010年に国内市場へ投入した電子ペーパー採用の電子書籍端末「Reader」の6型モデル(PRS-650)を取り上げる。

» 2011年05月11日 09時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 LIBRIeの生産終了から3年を経て、ソニーが新たに国内市場向けに投入したE Ink電子ペーパー採用の6型電子書籍端末。すでに北米向けに発売されていた製品を日本向けにローカライズしたもので、EPUBのほかXMDFの表示に対応し、縦書きもサポートする。

 実行解像度584×754ドットのE Inkの電子ペーパーは同時期に販売されていたKindle Keyboardにも採用されている「Pearl」だが、Kindle Keyboardとは異なりタッチ操作に対応しており、指先のほか付属のタッチペンでも操作が行える。ネット接続機能は持たず、PCで購入したコンテンツを転送する必要がある。下位モデルであるReader Pocket Edition(PRS-350)とは画面サイズのほか、SDおよびメモリースティックDuoスロットを装備していること、また音楽再生機能を備えるのが相違点。カラーはブラック、レッドのほか、日本オリジナルのシルバーの計3色が用意される。

 2011年6月のアップデートで新たに.book形式の閲覧に対応した。

スペックで見る「Reader Touch Edition(PRS- 650)」

メーカー ソニー
国内発売時期 2010年12月
発売時価格 2万4800円
専用/汎用 専用
OS 独自
OSバージョン 3.0.02.07100
サイズ(※最厚部) 119.1(幅)×169.6(奥行き)×10.3(厚さ)ミリ
重量 約215グラム
解像度 600×800ドット
ディスプレイ 電子ペーパー(E Ink)
カラー/白黒 モノクロ16階調
画面サイズ 6インチ
通信方式 なし
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 約2Gバイト(使用可能領域:約1.4Gバイト)
メモリカードスロット メモリースティック PRO デュオ、SDメモリーカードスロット
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 約1万ページ、約14日間
タッチ操作 対応
対応フォーマット XMDF、EPUB、PDF、TEXT、JPEG、GIF、PNG、BMP、.book
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア Reader Store
そのほか -
最終更新日:2013年5月14日

写真で見る「Reader Touch Edition(PRS- 650)」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 LIBRIeにあった下部キーボードが廃されたためすっきりしたデザイン(写真=左)/重量は約215グラムと軽量。通信機能はない(写真=中央)/画面サイズは6インチで、文庫本とほぼ同じ面積(写真=右)
単体俯瞰左側面右側面 見た目は左右対称だが、ボタン配置は左手のホールドを前提としている(写真=左)/左側面。特にボタンはなくすっきりしている(写真=中央)/右側面。タッチペンを収納する(写真=右)
上面底面裏面 上面。電源ボタン、メモリースティックDuoスロット、SDカードスロットを備える(写真=左)/底面。リセットスイッチ、microUSBコネクタ、イヤフォンジャック、音量大/小キーを備える(写真=中央)/裏面。ラバー塗装で滑りにくくなっている(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 ホーム画面。上段には前回閲覧したコンテンツ、中段には書籍一覧、下段にはメニュー切り替えタブなどが並ぶ(写真=左)/コンテンツの一覧。日付順、タイトル順、著者名などでソートが可能(写真=中央)/コンテンツを表示したところ。ページめくりは画面のフリックか、もしくは下部のボタンで行う(写真=右)
写真の表示や手書きメモの保存が可能。音楽再生にも対応する(写真=左)/転送ソフト「eBook Transfer for Reader」。USBマスストレージもしくはメモリカード経由の転送にも対応する(写真=右)

iconicon

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.