iPad――Apple電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Appleが発売し、タブレット端末ブームの火付け役となった「iPad」を取り上げる。

» 2011年03月25日 23時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 今日のタブレットブームの発端になったAppleのタブレット型端末。2010年1月に発表され、海外では4月に発売されたが、世界的に品薄となったことから一時的に発売が延期され、日本での発売は5月にずれ込んだ。国内販売元はソフトバンクモバイル。

 Wi-Fiモデルのほか3Gにも対応したモデルがあり、ストレージ容量は16Gバイト/32Gバイト/64Gバイトから選択可能。一足先にiOS 4へのバージョンアップを果たしたiPhoneの後塵をしばらく拝していたが、2010年11月にiOS 4.2へのアップデータがリリースされ、マルチタスクなどに対応した。

 電子書籍アプリとしてはAppleが運営する「iBooks」のほか、さまざまなパブリッシャーのストア連携アプリ、電子書籍の単体アプリが提供され、タッチ操作による読書が可能。また多くのアプリは縦横を切り替えての表示に対応しており、横向きにすることで見開き表示を可能にしている。2011年3月に後継となる「iPad2」が発表、発売された。

スペックで見る「iPad」

メーカー Apple
国内発売時期 2010年5月
発売時価格 4万8800円(Wi-Fiモデル、16Gバイト)、5万8320円(Wi-Fi+3Gモデル、16Gバイト、データ定額プラン利用の場合)
専用/汎用 汎用
OS iOS
OSバージョン 5.1.1
サイズ(※最厚部) 242.8(幅)×189.7(奥行き)×13.4(厚さ)ミリ
重量 約680グラム(Wi-Fiモデル)、約730グラム(Wi-Fi+3Gモデル)
解像度 1024×768ドット
ディスプレイ 液晶(IPS)
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 9.7インチ
通信方式 802.11a/b/g/n、3G(Wi-Fi+3Gモデルのみ)
Bluetooth 2.1+EDR
内蔵ストレージ 16Gバイト/32Gバイト/64Gバイト
メモリカードスロット なし
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 10時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット アプリに依存
コネクタ 専用(30ピンDockコネクタ)
電子書籍ストア iBookstoreなど
そのほか -

写真で見る「iPad」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとのサイズ比較 縦横どちらの向きでも利用可能(写真=左)/そこそこの重量があるため片手で長時間持つのは厳しい(写真=中央)/画面サイズは9.7インチで、同時期に発売されたタブレット端末としては珍しいスクエア比率(写真=右)
単体正面左側面右側面 ホームボタンのみのシンプルなデザイン(写真=左)/左側面。特にボタンはない(写真=中央)/右側面。スライドスイッチは当初画面ローテーションのオンオフに割り当てられていたが、OSのバージョンアップによりミュートボタンへと変更された(写真=右)
上面底面裏面 上面。電源ボタンおよびイヤフォンジャックを搭載(写真=左)/底面。独自形状のコネクタおよびスピーカーを備える(写真=中央)/裏面。Wi-Fi+3Gモデルのみ、上部に黒いアンテナ部がある(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 アプリアイコンが並んだホーム画面。左右にフリックして画面を切り替えることができる(画面=左)/本棚を模したiBooksの起動画面。メニューは日本語表示に対応している(画面=中央)/プリインストールされている「Winnie-the-Pooh」。本を模したデザインが特徴で、ページめくり時のエフェクトも備える(画面=右)
iBookstore(画面=左)/PDFファイルについても本棚に並べることができるが、右とじ表示には非対応。またサムネイルの左端にはバインダーの金具を模した黒いくし状のパーツが表示される(画面=右)
最終更新日:2013年5月14日


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