3月1日に発生した欧州委員会による電子書籍エージェンシーモデル関係企業への強制捜査について、捜査対象先の一部が判明。EU当局と欧州出版業界の全面対決に発展する可能性が高くなってきた。
英The Guardian紙によると、3月1日(現地時間)に発生した欧州委員会(EC)による電子書籍エージェンシーモデル関係企業への強制捜査について、捜査対象先の一部が判明した。
記事によると、今回の捜査対象はフランス国内の大手出版社が主なターゲットとなっており、現地大手出版社Hachette Livreの広報担当者も自社が捜査対象となったことを明らかにした。Hachette側はエージェンシーモデル採用の違法性を全面否定し、「特定流通業者への偏りを解消しようとしているだけ」と主張している。
他の欧州出版関係者も今回の捜査を批判しており、EU当局と欧州出版業界の全面対決に発展する可能性が高くなってきた。
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