米書店チェーン最大手の米Barnes&Nobleが2011年度第3四半期の業績を発表。連結収益は前年から25%減少した6060万ドルだが、Barnes & Noble.com上の売上高は前年同期比64%増を達成。
米書店チェーン最大手の米Barnes&Nobleが2月22日(現地時間)、同社の2011年度第3四半期の業績を発表した。
発表内容によると、総売上高は前年比7%増の23億ドル(約1900億円)。連結営業利益は1億7010万ドル(約140億円)。連結収益は前年の8000万ドル(約66億円)から25%減少して6060万ドル(約50億円)となった。しかし、電子書籍端末「NOOK Color」の発売などデジタル部門が積極的な販売展開を進めた結果、Barnes & Noble.comサイト上の売上高は前年同期比64%増を達成。電子書籍についても、現時点で紙書籍の2倍のペースで販売が続いているという。
なお、同社は、先ごろのBordersの破産申請が市場に短期的な影響を及ぼす恐れがあるため、2011会計年度の売り上げ、収益予想は行わなず、配当も延期して、デジタル領域への投資の継続や市場機会への対応へ資金を柔軟に振り向けたいとしている。
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