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» 2010年11月26日 11時00分 UPDATE

eBookリーダーとして使えるのか!?:Sony Readerの“読みやすさ”を動画で確かめた

iPadに続く電子書籍リーダーとして期待を集めるソニーの「Reader」。試作機を入手できたので、まずはその動き具合をチェックしよう。

[田中宏昌,ITmedia]

動画で見るSony Reader

 11月25日、ソニーがついにeBook電子書籍リーダーの「Reader」を日本でも発表した。発売は12月10日の予定だが一足先に試作機を入手できたので、動作の様子を動画でお届けする。なお、本機はあくまで試作機のため、実際の製品とは挙動が若干異なる可能性がある。その点を踏まえた上で動画を見てほしい。


eBookを快適に読むことはできるのか!?

 ソニーのReaderは、5型ディスプレイを搭載した「Pocket Edition」と、6型ディスプレイを採用した「Touch Edition」の2モデルが用意される。今回は、より小型なPocket Editionを中心に動画を撮影した。

 まずは、評価機にプリインストールされていた吉田修一氏の「悪人」を読んでみよう。

eBook版の「悪人」を読んでいるところ。E Inkシステムを採用するので、ページ送りをする際に画面が明滅する。表示はクリアで、晴天下でも文字がはっきりと読める

 続いては、文字サイズの変更を6型と5型のモデルで見ていく。両モデルとも、文字サイズはXSからXXLまで6段階に変更でき、スライドバーを使っての拡大/縮小操作も行える。また、ページモードでは左右の余白をカットしたり、画面を4分割表示にしたりといった設定も可能だ。

 ページ送りは、画面左下にある左右のボタンで行えるほか、画面左右のタップやスワイプでページ送り/戻しができる。さらにスワイプ&ホールドで連続ページ送り、オプションメニューからスライドバーでページ送り/戻しをしたり、指定ページを入力してのジャンプも行える。

6型(Touch Edition)で文字サイズを変更している様子
5型(Pocket Edition)で文字サイズを変更したり、ページモードを変えているところ

eBookならではの検索やマーカー機能

 次にソフトウェアキーボードを使った文字検索や、画面表示のカスタマイズなどを細かくチェックする。

 本機はKindleのようにハードウェアのキーボートを用意せず、iPadと同じように画面に表示されるソフトウェアキーボードを利用する。キーボードはQWERTYタイプのシンプルなもので、カーソルキーは用意されない。文字検索はオプションメニューから呼び出してキーボードに単語を入力するほか、指定の語をダブルタップすると文字が反転し、前後の検索ができるようになる。なお、日本語変換はオムロンソフトウェアのiWnnを採用し、予測変換にも対応している。

 画面のカスタマイズはオプションメニューにある「画質の調整」で設定する。標準、濃い、淡い、明るい、暗い、カスタム設定に切り替えられ、カスタム設定では画面の明るさとコントラストをスライドバーで指定可能だ。

ソフトウェアキーボードを使って文字検索したり、画面表示のカスタマイズを行っているところ
探したい単語をダブルタップするとマーカーが付けられ、検索ボタンを押すと該当する文字が反転する

マーカーやメモ書き機能を試す

 もちろん、本機にはしおり機能やメモ機能も用意されている。しおり(ブックマーク)は画面の右上角をダブルタップするとそこに折り目が付き、複数のしおりを設定できる。しおりはホーム画面の「全ノート一覧」で確認可能だ。

 一方のメモ書き(本機ではノート作成と呼ぶ)は、指や付属のタッチペンで行える。マーカーを付けたい場所を指やペンでダブルタップし、そのままハイライト表示にしたい部分をドラッグして、最後にマーカーボタンをタップすることで文章にハイライトが付けられる。また、オプションメニューの「ノート」→「作成/編集」からも同様の操作ができ、消しゴムボタンを押すことで手書きのメモやマーカーを消去する。

 メモは表示面に直接書き込むほか、メモ用紙が表示され、そこに書き込めるテキストメモが用意される。テキストメモは手書きに加え、キーボードでも入力が可能だ。これらのメモやしおりは、前述のノート一覧で確認できる。

文章にマーカーを付けたり、手書きでメモを書いている様子
こちらは付属のタッチペンを使ってメモを書いているところ。マーカーとあわせて、手書きよりもペン操作のほうが入力はスムーズだ

手書きメモや写真のスライドショー再生にも対応

 上記のようにeBookコンテンツに直接書き込むメモのほか、本機をメモ帳のように扱う「手書きメモ」機能が用意されている。指やペンで手軽に書け、一覧画面ではサムネイルが表示されるので検索するのも便利だ。

 また、写真の表示にも対応し、拡大や縮小、スライドショー再生も行える。16階調のグレースケールながら、意外と見栄えのする表示が可能だ。写真データは、縦位置だけでなく横位置での表示にも対応する。

手書きメモの作成とスライドショーを実行しているところ。静止画のファイルはJPEG、GIF、PNG、BMPをサポートする
設定画面を表示している様子。辞書の設定やシステムの設定などはこちらで行う

オプションのブックカバーを試す

 最後に、本機のオプションであるブックカバーを見てみよう。

 Readerシリーズには、シンプルなブックカバーとライトを内蔵したブックカバー、本体を包み込むソフトキャリングケースの3種類がラインアップされている。この動画は5型のブックカバー(ピンク)を装着したものだ。本機には磁石が内蔵され、ブックカバーに金属を内蔵することで、フラップはピタリと本体に密着しており、不用意にカバーが開かないよう工夫が施されている。

 さらにライト付きブックカバーならば、本機のバッテリーを使わずに好みの位置からライトを照らすことで、薄暗い場所でもバックライトを備えないReaderの画面を見ることが可能だ。これらのブックカバーを取り付けると、本機のスリムでコンパクトなボディはスポイルされるが、本機をカバーしながら気軽に持ち運べるアイテムとして、欠かせないものになりそうだ。

5型のPocket Editionにピンクのブックカバーを取り付けた様子

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