Amazonが書籍の割引販売、出版社6社が協力

ダイヤモンド社、インプレス社、廣済堂、主婦の友社、サンクチュアリ出版、翔泳社の一部書籍が期間限定で20%オフとなっている。

» 2015年06月26日 12時10分 公開
[宮澤諒eBook USER]

 アマゾンジャパンは6月26日、Amazon.co.jpで取り扱いのある和書の中から、過去数年間の人気タイトル約110作品(サイトでは123件と表示されている)を対象にした20%オフキャンペーンを開始した。期間は7月31日まで。

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 現在の日本では、書籍や雑誌について、出版社が再販売価格を拘束することが認められている。このため、小売り店などが販売価格を自由に決めることができない。

 今回のキャンペーンでは、参加する出版社6社(ダイヤモンド社、インプレス社、廣済堂、主婦の友社、サンクチュアリ出版、翔泳社)の協力により、一部書籍を一定期間、この対象外とすることで値引き販売を可能にしている。

 対象書籍は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)、『ももクロの美学』(安西信一)、『感じる科学』(さくら剛)など。「今回の特別価格でのベストセラー書籍のご提供をきっかけに、より多くのお客様に読書を身近に感じて頂き、また、書籍購入のきっかけとなることを期待しています」(アマゾンジャパン)。

 期間中には、プリント・オン・デマンド書籍の50%割引きをはじめ、洋書値引き均一セール、最大20%ポイント還元キャンペーンなども実施予定。

14:30追記:主婦の友社はアマゾンと「時限再販契約」を一切結んでいないと発表している(詳細はこちら)。

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