キングジムから事業を譲り受け、法人の活用も視野に入れたサービス展開を図る。
学研グループのブックビヨンドは2月1日、クラウド型電子出版・書店開設プラットフォーム「wook」事業をキングジムから譲り受け、その運営を開始した。
wookは、“誰でも簡単に電子書店を開設できる”をコンセプトにした、電子出版のASPサービス。もともとドリームネッツが運営していたが、2012年6月にキングジムが事業の譲渡を受けると発表、2014年12月にはブックビヨンドがキングジムから譲渡を受けることを発表していた。
PDFやテキストファイルなどから電子書籍や電子カタログを簡単に制作し、それをwookモール内で販売または無料配信できる。販売ロイヤリティーは75%。
こうした電子出版プラットフォームはセルフパブリッシングに活用されることが少なくなかったが、wookは法人向けBtoB領域のサポートを強化する考えのようだ。“地方創生”に取り組む地方出版社や財団法人、地方自治体、学校・公共団体出版物の電子出版支援サービスとして、カタログなどの電子化による情報発信/共有や、地域別電子書籍ポータルサイトの運営・販促支援などでの活用を提案している。
個人向けと法人向けで料金プランが分けられており、法人向けのプランが初期費用として5万円、月額9500円から(無料配信のみ。有料配信の場合は月額1万5000円から)。
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