どんなバットコンディションでも使えるタフな電子ペーパー搭載端末。あなたなら欲しい?
今から約2年ほど前、「Earl」と呼ばれるタブレットが注目された時期があった。このタブレットは、アウトドアでのハードな利用シーンを想定した防塵防水、長時間駆動などの要件を満たす6インチの電子ペーパー搭載デバイスだった。
この製造資金をクラウドファンディングで募ったところ、目標額の25万ドルをはるかに上回る約70万ドルが集まり、リリースに向けて動き出したのだが、開発は予定より遅れ、出資者をやきもきさせていた。
しかし開発は終わっていなかった。1月21日、このプロジェクトの発案者で現在はEarl社のCEOであるジョナサン・ペリー氏が、1本の動画をYoutubeで公開。そこには、3種のプロトタイプモデルが映し出されている。
プロトタイプの開発にはAndroidベースの電子書籍リーダー端末を製造する中国Onyxが協力。GPSや無線、ラジオ受信モジュールのほか、温度や湿度、気圧、磁力、風力などを検知する各種センサーなども備えるのも当初の計画通りだ。
電子ペーパー端末とはいえ、これだけの諸機能を付ければバッテリーの持ちが気になるところだが、スペック上は20時間以上をうたっている。また、充電用のソーラーパネルも備えている。
まだ発売までには紆余(うよ)曲折もあるかもしれないが、発売が期待される製品だ。
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