EXCITICA、発禁処分となったエロティカ電子書籍を取り扱い

多くの電子書店が取り扱いに厳格なルールを設けている好色文学。そんなジャンルに特化したストアがEXCITICAだ。

» 2014年03月26日 11時56分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 時に、エロティカ書籍は大手電子書店の感性に対して、あまりにも際どいことがある。Amazon・Apple・Barnes & Noble・KoboやSmashwordsはエロティカに対するそれぞれのルールを持っている。

 2013年10月、本に付与されたキーワードが原因で、ハードコアタイトルが児童書セクションにリストされ激しい論争が巻き起こった。これにより、1000以上のタイトルがさまざまなエコシステムから削除され、幾つかの出版社のアカウントが一時停止された。

 そんな中、新たなブックストアが、削除されたこれらのタイトルすべてをリストすべく立ち上がった。EXCITICAはベストセラー著者であるセレナ・キット氏が立ち上げた新たなWebサイトだ。

 EXCITICAのメインは、2013年の大粛清の間に発売禁止となったエロティカやより際どいコンテンツ。『50 Shades of Grey』より際どいコンテンツやマヤ・バンクス氏、シルビア・デイ氏の作品を読みたい女性にアピールしたいと望んでいる。EXCITICAは現在β版で、その需要ゆえか既に何度もクラッシュしている。恐らく、これはWebサイトへの白熱するデモの証拠か、あるいは単にHostgatorのホスティングの落とし穴が原因だ。

 あらゆる法律に抵触しないよう、EXCITICAはインディーズ作家向けの幾つものルールを導入した。いずれの書籍にも未成年者を登場させることなく、異種間の関係を妖怪・吸血鬼・ゾンビやそのほかのさまざまな超常的キャラクターに限定するようルール付けたのだ。

 EXCITICAは幾つかの非常に確立されたプレーヤーの中にあって、難しい仕事を抱えている。Red Sageは2001年ころに立ち上げされ、Ellora’s Caveは1年後に立ち上げされた。それらのWebサイトは、Amazon・Apple・Koboなどを除けば最大のハードコア読者数を誇っている。

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