電子書籍投稿・編集プラットフォーム「upppi」で「俺の嫁創作コンテスト」がスタート。あなたの熱い妄想をショートショート作品として炸裂させよう。
パピレスは5月1日、同社の電子書籍投稿・編集プラットフォーム「upppi」で、「俺の嫁創作コンテスト」を実施する。募集は5月14日から。募集テーマからしてただ事ではない匂いが漂ってくるこのコンテスト。お祭りごとが大好きなeBook USER編集部も全面協力してこのコンテストを紹介したい。
今回このコンテストを実施するupppiは、「電子書店パピレス」や電子書籍レンタル「電子貸本Renta!」などでも知られるパピレスが2012年4月に立ち上げた電子書籍投稿・編集プラットフォーム。
同サービスを分かりやすく表現すれば、「電子書籍版Youtube」といえる。作品(テキストファイルやZIP圧縮したJPEG、EPUB。Web上でテキストを直接入力も可能)をアップロードすれば、誰でもそれをWebブラウザ上で読むことができる。Webブラウザ上で読むスタイルなので、電子書籍にありがちなアプリに縛られるようなこともない。また、作品を有料で販売する機能も用意されている。
upppiが面白いのは、公開して終わり、ではなく、読者からのコメントや感想を参考に内容の修正や改訂ができることだ。出版業界ではよく「編集者は最初の読者」などと言われることがあるが、客観的な意見を述べる人間が編集者1人である必要はもはやない。upppiは、良き読み手がともに作品を作り上げていく創作のためのコミュニケーションの場でもあるのだ。
そのため、作品の編集権限を複数のユーザーに与えることで、いわゆるチーム編集を行う機能や、バージョン管理機能、そして、気になるユーザーをフォローしておくと、そのユーザーの読書情報(作品投稿やコメント投稿)がタイムラインのように表示されたりする機能など、作者と読者の境界線をなくすようなサービスとなっている。
そんなupppiが今回開催する「俺の嫁創作コンテスト」。言葉を補足すると、「理想の『俺の嫁』をイメージした妄想ショートショートコンテスト」。つい先日まで賞金総額80.1万円のボーイズラブ小説コンテストも実施していたupppiらしい“突き抜けた”感が全開のコンテストとなっている。逆に言えばupppiだからこそできるコンテストと言えるのかもしれない。
俺の嫁、という言葉はネットスラング的に扱われているので無粋な説明は割愛するが(気になる方はWikipediaの項目などを参照)、今回のコンテストでは、嫁の次元や性別・種族は問わない。また、純愛・官能・ゆるふわ・SM……どんなジャンルでも、熱い妄想が炸裂したエンターテインメントであればOKという懐の広さだ。
とはいえ、日々浮かんでは消える妄想を長文にするのはとても大変(なはず)。そのため、今回は2000文字から4000文字程度のショートショートでの募集となっている。ちょうどこの記事の文字数くらいの文量だ。募集期間内であれば、コメントなどを参考に何度改訂してもOKとなっている。
最優秀俺嫁賞には、正賞として賞金5万円、副賞として、かいがいしく部屋を掃除してくれる俺嫁お掃除ロボット「iRobot ルンバ」、世界最強クラスの俺嫁ガジェット「Apple iPad mini」、漢ならこれ一択(?)のTENGA約2カ月分(50個)が用意されている。また、今回の受賞作品と優秀作品は、アンソロジー書籍として編集し、電子書店パピレスや電子貸本Renta!での配信も予定されている。
作品の募集は5月14日から6月25日まで。結果発表は7月下旬の予定となっている。eBook USERもupppiの心意気(?)に共感し、コラボ企画としての開催となった。eBook USERが毎月放送している「eBook TV」での経過紹介なども行う予定だ。
あなたのたくましい妄想ストーリーが、一級のエンターテインメントに昇華する日はそう遠くないかもしれない。5月14日に向けアップを始めよう。
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提供:株式会社パピレス
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia eBook USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年6月30日