Readiumプロジェクトが法人化、ACCESSが加盟

EPUB 3ビューワのリファレンス実装を開発することを目的に米IDPFが立ち上げていたReadiumプロジェクトがReadiumファウンデーションとして法人化。ACCESSは加盟を発表しており、SDK技術の機能強化と販売に携わっていくという。

» 2013年03月27日 09時11分 公開
[ITmedia]

 ACCESSは3月26日、国際的な電子書籍標準化団体である米IDPF(International Digital Publishing Forum)が主催するEPUB関連のワーキンググループ「Readiumプロジェクト」が、非営利電子書籍規格ライセンス団体「Readiumファウンデーション」として法人化されたのに伴い、同ファウンデーションへの加盟を発表した。

 Readiumプロジェクトは、EPUB 3ビューワのリファレンス実装を開発することを目的に立ち上げられたもので、日本企業としてACCESS、イースト、ボイジャー、楽天Koboなどが参画。ACCESSはNetFront BookReader EPUB Editionのコアエンジンの一部を改変・供与するなど同プロジェクトに貢献してきた。

 同プロジェクトの法人化により生まれた「Readiumファウンデーション」は、「Readium」のライセンスを管理し、ブラウザ・プラグイン上で動作するEPUBビューワ「Readium Web」およびビューワ・プラットフォーム「Readium SDK」の開発・普及を推進していく。同ファウンデーションでACCESSは、SDK技術の機能強化と販売に携わっていくという。

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