Kindle Fire HD――Amazon電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、Amazonのカラータブレット「Kindle Fire」ファミリーの上位モデル「Kindle Fire HD」を取り上げる。

» 2013年01月18日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 Amazonのカラータブレット「Kindle Fire」ファミリーの上位モデル。ローエンドモデルの「Kindle Fire」と同じ7インチスクリーンながら、HD解像度(800×1280ドット)のパネルを採用するほか、画面の左右に分かれて配置されたデュアルドライバスピーカーや、無線LANのデュアルアンテナを搭載するなど、ハイエンドな仕様が特徴となっている。

 Kindleストアで購入した電子書籍の閲覧のほか、Amazon MP3ストアで購入した音楽や、Amazon Android アプリストアからダウンロードしたアプリやゲームが利用できる。またこれらデータの購入だけにとどまらず、Amazon.co.jpでの買い物にも対応するなど、Amazonが提供するサービス全般をシームレスに利用できるよう設計されている。なお動画については、同社の動画配信サービス「Amazon Instant Video」が国内でサービスインしておらず、利用できない。

 ページめくりや各種メニューの操作はすべてタッチで行う。ローエンドモデルの「Kindle Fire」に比べると、インカメラやBluetooth、さらに音量調整キーなども搭載されており、マルチメディア色が濃い端末となっている。ラインアップはWi-Fiモデルのみで、容量は16/32Gバイトの2種類が用意される。

スペックで見る「Kindle Fire HD」

メーカー Amazon
国内発売時期 2012年12月
発売時価格 1万5800円(16Gバイトモデル)、1万9800円(32Gバイトモデル)
専用/汎用 汎用
OS 独自(Androidベース)
OSバージョン 7.2.3
サイズ(※最厚部) 137(幅)×193(奥行き)×10.3(高さ)ミリ
重量 約395グラム
解像度 800×1280ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 7インチ
通信方式 802.11 a/b/g/n
Bluetooth あり(A2DP)
内蔵ストレージ 16Gバイト(ユーザー利用可能領域は12.6Gバイト)、32Gバイト(ユーザー利用可能領域は26.9Gバイト)
メモリカードスロット なし
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 11時間(無線LANオン)
タッチ操作 対応
対応フォーマット Kindle (AZW3), TXT, PDF, 保護されていないMOBI、PRC、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMP、HTML5、CSS3
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア Kindleストア
その他 海外での発売は2012年9月
最終更新日:2012年12月31日

写真で見る「Kindle Fire HD」

右60度傾斜外観 電子書籍では主に縦向きでの利用となるが、本来は動画視聴などを想定した横置き前提のデザイン
本体を持った写真 約395グラムと、7インチのタブレットとしてはやや重い
CDとの比較 インカメラを搭載するためベゼルの幅が広く、ローエンドモデルのKindle Fireよりも横幅がある

単体正面 正面。戻る、ホームなどのインタフェースは物理ボタンではなく画面上のボタンとして提供される
左側面 左側面。スピーカーと電源ボタン、音量大小キー、イヤフォンジャックを備える
右側面 右側面。スピーカーを備える

上面 上面。特にボタン類はない
底面 底面。microHDMIコネクタ、microUSBコネクタを備える
裏面 裏面。滑り止めのラバー塗装が施されている

メイン画面 ホーム画面。最近使用したアイテムが画面中央のスライダと呼ばれる部分に並び、iTunesのカバーフローのようにぱらぱらめくって検索できる。下段は関連コンテンツが表示される
コンテンツ表示画面 Kindleストアのトップページ。おすすめやブラウズ、カテゴリーなどが並ぶ
ライブラリ画面。クラウドもしくは端末上にあるコンテンツを切り替えて表示できる。リスト表示にも対応する

メイン画面 コンテンツを表示したところ。タップもしくはフリックでページめくりが行える
フォントサイズや行間、余白のほか、カラーモードの変更も行える

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