NOOKの売上は不振、電子コンテンツの売上は好調――Barnes & Nobleのホリデーシーズン

Barnes & Nobleがホリデーシーズン9週間の販売結果を発表。小売セグメント、NOOKセグメントともに奮わないが、電子コンテンツの売上高は13.1%増となった。

» 2013年01月09日 15時52分 公開
[Paul Biba,Good e-Reader Blog]
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 Barnes & Nobleは2012年12月29日までのホリデーシーズン9週間の販売結果を発表した。Barnes & Nobleの書店とBN.comのビジネスから成る同社の小売セグメントの売上高は12億ドル。前年比10.9%減となった。売上の減少は書店売上が8.2%減だったこと、書店の閉店、オンラインストア売上の減少による。小売セグメントでのNOOK関連製品の売上もホリデー期間中は減少した。

 NOOKセグメントはBarnes & Nobleの電子ビジネスから成り、電子書籍リーダー、電子コンテンツ、アクセサリーを含むが、ホリデーシーズン中の売上高は3億1100万ドルで、前年比12.6%減となった。電子コンテンツの売上高は13.1%増となったが、NOOKデバイス部門の売上は前年比で減少した。電子コンテンツの売上は電子書籍、電子ニューススタンド、アプリビジネスを含む。

 プレスリリースによると、Barnes & Nobleのウィリアム・リンチCEOは「われわれは驚異的な品質を持ち、高評価のメディアタブレットであるNOOK HDとNOOK HD+という2大新製品を携えてホリデーシーズンに突入しました」と語った。「NOOKデバイスの売上高はブラックフライデー期間中に好調なスタートを切りましたが、ホリデー期間全体としてはわれわれの期待値に至りませんでした。12月の売上高不足の原因を調査しているところで、それに応じてこれから先の戦略を調整します」。

 NOOKの売上が低調だったことを受けて、Barnse & NobleはNOOK Mediaの売上高を30億ドルほど、NOOKセグメントは損失を計上すると予測している。

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