Barnes & Nobel NOOKブックストア、2013年6月までに米国外の10カ国で展開予定

Microsoftが3億ドルを出資する新企業NOOK Mediaの動向も気に掛かるが、Barnes & NobleのリンチCEOはブックストアの海外展開を推進する考えを明かした。展開予定地域に日本は入っているのだろうか。

» 2012年10月16日 13時15分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Barnes & NobleのCEO、ウィリアム・リンチ氏はニューヨークで開催されたLiberty Media Investor Conferenceで会見を行った。同氏は新型NOOK HDのタブレット製品ラインアップの好調な予約状況と米国外の幾つかのニュースについて語った。

 NOOK HDとHD+タブレットは先月発表されたばかりだが、それらのデバイスを求める顧客需要は予約時点で非常に多い。デバイスの予約状況は前モデルと比較して240%を超えている。Barnes & Nobleは当初の発表通り10月末に販売を開始する予定だ。

 リンチ氏は欧州とカナダにブックストアを展開する野心的試みについても明らかにした。リンチ氏によるとNOOK Bookstoreが2013年6月までに米国外の10市場で利用可能になり、同社の豊富な電子書籍、雑誌、定期刊行物などのコレクションを検索し、購入し、楽しむ機会を提供するという。英国を皮切りにドイツ、スペイン、フランス、オランダなどの国々への展開が期待される。

 最後に、リンチ氏は同社の米国の小売戦略について語った。700店舗近くのBarnes & Nobleの書店に加え、NOOK製品が大手小売店で購入可能になる。米国内で同社はAmazonの主要な競合であり、数百万人もの顧客にもはやKindle製品を提供していないWalmartとTargetとの調整を行なっているところで、NOOKは今秋以降、これらの巨大大手小売店での存在感をさらに増すだろう。

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