出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。先週は7月初旬に開催された「国際電子出版EXPO」などのイベント来場者が前年比で約13%増となったことなどが話題となりました。
7月14日、名古屋・千種区のらくだ書店本店に1号店をオープンした。これは、トーハンが書店の複合化に対応するため、「心地よい生活、日本の暮らし」をテーマにセレクトした雑貨売場。雑貨ショップ「ANGERS」を展開するふたば書房のノウハウを活用し開発した。
売場スペースは10坪以上が基準。読書グッズ、文具、和雑貨、ケア・リラックス用品などを展開する。運営を行うトーハン・メディア・ウェイブが、書店に売上げ手数量、売場使用料を支払い、商品・設備・システム料も負担する。
カルチュア・コンビニエンス・クラブは7月10日、書籍・雑誌を取り扱うTSUTAYA BOOKS全695店舗の書籍・雑誌の売上高が前年比7.4%増の1047億円になったと発表した。2012年4〜6月期は同8%増で推移している。
店舗数は同31店増加。蔦屋書店フォレオ菖蒲店、代官山蔦屋書店などの大型出店が多くあったことなどが主要因。
7月5日から8日まで4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで行われていた同フェアと、第16回「国際電子出版EXPO」、第2回「ライセンシングジャパン」、第1回「クリエイターEXPO東京」の総来場者数は、前年比12.8%増(7527人増)の7万4616人だった。
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