BookLiveが発売予定の電子書籍リーダーはこれだe-Book Expo Tokyo 2012 Report

第16回 国際電子出版EXPOのトッパンブースで、BookLiveがこの秋投入予定の電子書籍リーダー端末が参考展示されている。

» 2012年07月04日 20時00分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 トッパングループのBookLiveは7月4日、独自開発の電子書籍リーダー端末を今秋に市場投入することを発表した。同端末は、同日から開催されている「第16回 国際電子出版EXPO」のトッパンブース内で展示されている。

BookLiveが今秋市場投入予定の電子書籍リーダー端末

 同社の発表によると、この端末は電子ペーパーベースの6インチ端末。同社が運営する電子書店「BookLive!」の専用端末となる。

 展示されている端末はケースで囲われ、実際に触ることはできないが、3G通信が可能な端末であることが分かる。モックアップではなく、スクリーンセーバーと思われる挙動を示していたが、そのリフレッシュレートは高いように感じられた。外観はソニーのReader Touch Edition(PRS-650)に近く、本体下部に物理ボタンが確認できる。メモリカードスロットは確認できなかった。

 NEC製の端末で前日に楽天が発表した「Kobo Touch」に伍する価格帯で販売されるという報道もあるが、詳細は不明。BookLiveによると「独自開発・国内生産」であるとしている。端末の仕様や価格、サービス、販売方法などは今後発表予定。

 端末の投入により、制作(凸版印刷)から取次(ビットウェイ)、電子書店(BookLive!)、専用端末と電子書籍事業の垂直統合を図る。なお同日、ビットウェイと出版デジタル機構が共同で電子書籍取次・配信システム構築を行うことが発表されている。

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