シャープ、“Intel Inside”の新型タブレットを投入か

シャープはIntelの新型SoCを搭載したタブレットを投入する考えのようだ。教育市場向けとされているが、こうした動きがタブレット市場にどのようなインパクトとなって現れるだろうか。

» 2012年06月07日 13時29分 公開
[Sovan Mandal,Good e-Reader Blog]
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 PCなどの領域で絶対的な存在感を有してきたIntelだが、タブレット領域ではこれまで存在感をほとんど出せていない。この領域では最大のライバルであるARMがマーケットを牛耳っているようだが、IntelがMedfield(開発コード名 ※Intelのスマートフォン/タブレット向け次世代Atomプロセッサ)で対等の立場に立ったのでこの状況はやがて変わるかもしれない。

 この新型チップは優れたパフォーマンスを提供しつつ、バッテリーの充電時間を大きく短縮している。これらは頻繁にIntelの弱点としてとらえられ、同社がタブレット領域で一流になれない理由でもあった。そして注目したいのは、シャープが今後リリース予定のタブレットにMedfieldチップセットの搭載を予定していることだ。

 このタブレットはAndroid 4.0 ICSを搭載し、教育市場向けにデザインされている。10.1インチ、1280×800ピクセルマルチタッチディスプレイ、32Gバイト内部メモリ、タブレット背面に800万画素カメラ、前面にVGA画質カメラを備える。バッテリーの持続時間は約12時間と、現在入手可能なタブレットと比較して頭1つ抜けているのも特徴だ。

 シャープは入手可能になり次第、Windows 8を搭載することもできると明らかにしており、このほかにも生体センサー、ワイヤレス充電、スタイラス入力、RFIDベースの警報システムなど興味深いオプションが用意されるようだ。

 消費者にとって気になるのは価格だが、今のところ明らかになっていない。

netbooknewsより

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