セブン&アイ、3月から電子書籍事業を開始へ

セブン&アイ・ホールディングスが3月から電子書籍事業に参入する。

» 2012年02月29日 10時45分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、そごう・西武などを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが電子書籍事業に参入することが明らかとなった。

 3月から展開予定のこの電子書籍事業は、グループ子会社で顧客会員数約1000万人を抱えるネット通販サイトを手掛けるセブンネットショッピングが主体となって進めるもので、コンテンツは凸版印刷の子会社であるビットウェイから供給を受ける。

 セブンネットショッピング広報によると、電子書籍事業の参入に当たって、特に新たなブランドを立ち上げるわけではなく、商品カテゴリとして「電子書籍」が追加されるイメージであるという。購入した電子書籍はスマートフォンやタブレットなど最大3台の端末で利用できる。

 また、国内に約1万3800店舗を構えるセブン―イレブン・ジャパンなどグループ内での連携を図り、セブンイレブンの店舗内に設置されている公衆無線LANにアクセスした場合にのみ購入できるオリジナルタイトルなどの販売にも注力するほか、イトーヨーカ堂やそごう・西武のギフトカタログなどを配信し、グループ間のシナジーを高めていく意向。

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